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心情開拓
心霊を育てる生活原則(186)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』〈200549日第3版発行〉より)

17 聖日を守ろう

▲李耀翰先生

清く謙虚な心で

 聖日は、清く謙虚な心をもち、自らを神様にささげられる聖なる供え物となるようにしましょう。旧約時代に神様は、「あなたたちは世に属しているけれども、聖なる一日をささげることによって、悪なる主権のもとでも聖別された子女となり、この一日を通して神様と永遠なる因縁を結ぶようになる」とおっしゃいました。

 皆さんは聖日をどのように守っていますか。たとえきのうと同じ服を着たとしても、靴下一足でも履き替えるという基準を保ちましょう。聖日の礼拝には、自分自身を神様にささげる供え物として聖別するのです。

聖日を厳しく守られる文先生

 文鮮明(ムン・ソンミョン)先生は、聖なる心を神様にささげるために、聖日の朝食を断食されました。また、土曜日に体を清潔にされ、聖日には、きれいに洗濯した下着を着用されました。

 教会の草創期、文先生は洋服を一着しかもっておられませんでしたが、聖別する儀式においては、いつも同じ基準を保たれました。

 文先生は共産統治下の監獄の中においては、土曜日の夕食後に配給されるわずかな水を、監視人の見ていないすきを見計らい口いっぱいにふくみ、監視が通り過ぎてからタオルにその水をふくませ、聖日の朝早く、そのタオルで冷水摩擦をされたそうです。そして、全国で礼拝の行われる時間、床の上に座られ、祈祷をされたということです。このように文先生は、いかなる事情、環境圏にあっても聖日を厳しく守られ、神様の前に祈祷をささげ、誠を尽くされました。このような文先生の姿に感動した同じ獄中の人々は、自然に頭が下がるようになっていたそうです。

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 次回は、「条件を立てて礼拝に参加する」をお届けします。


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