2024.12.03 17:00
世界はどこに向かうのか
~情報分析者の視点~
中国が激怒、台湾の頼総統がハワイ訪問
渡邊 芳雄(国際平和研究所所長)
今回は、11月25日から12月1日までを振り返ります。
この間、以下のような出来事がありました。
NATO(北大西洋条約機構)とトルコ、ウクライナ戦争「終結策」協議(11月25日)。北朝鮮のミサイルに日本などの部品、ウクライナ公表(25日)。イスラエル首相、ヒズボラとの停戦案受け入れ表明、閣議承認へ(26日)。トランプ氏チーム、米朝会談を検討か~ロイター通信報道(26日)。中国・董軍国防相を汚職事件で調査か~英メディアが報道(26日)。韓国で117年ぶりの大雪、交通も混乱(27日)。オーストラリア、16歳未満のSNS禁止法案成立へ(28日)。中国軍、習氏側近が「規律違反」か(28日)。ロシア国防相、北朝鮮との軍事協力など拡大を評価、露朝国防相会談(29日)。中国、日本人の短期ビザ免除を再開(30日)。台湾の頼清徳総統がハワイを訪問(30日)、などです。
台湾・頼清徳総統が11月30日(現地時間)、南太平洋3カ国への外遊経由地となる米国ハワイ州・ホノルルに到着しました。
出発時に頼氏は、「台湾が民主主義の模範であり、世界の平和と安定、繁栄を推進する重要な力であることを世界に示す」と語っています。
頼総統の海外訪問は、今年5月に就任して以来初めてで、最初に米国に足を運んだのは、軍事的威嚇を強める中国をにらみながら、対米重視の姿勢と安定した米台関係をアピールする狙いがあるのです。
ハワイでは、米国の対台湾窓口機関・米国在台湾協会のイングリッド・ラーソン執行理事が、頼氏の専用機に乗りこんで握手で迎え、ジョシュ・グリーンハワイ州知事も空港で出迎えました。
ラーソン氏はその後、同州の緊急事態管理庁への頼氏の視察に同行しています。
頼氏はさらに、真珠湾攻撃で撃沈された戦艦アリゾナの上に立つ「アリゾナ記念館」で献花し、その日の夜はホノルルのホテルで、米国在住の台湾出身者と懇談しています。その懇談の場には米下院議員二人やハワイ州副知事も参加したのです。
中国は反発しています。
中国外務省は12月1日、「事態の推移を注視し、強力な措置を取って国家の主権と領土保全を断固守る」との談話を発表し、強く警告しました。
米国が頼氏の立ち寄りを手配したことに対して「厳正な申し入れ」をしたことを明らかにしています。
外務省談話の中では、「いかなる名目、理由にせよ、台湾当局指導者の訪米に断固反対する」と主張し、米側に「頼清徳の台湾独立の本性を認め、独立分裂行為が台湾海峡の平和と安定に深刻な危害をもたらすことを認識すべきだ」と強く要求しています。
ロイター通信は12月1日、これを口実に、中国が近く台湾海峡で軍事演習を行うと報じました。
これまで中国は、蔡英文前総統が2023年4月、米本土で共和党の下院議長と会談した際に台湾周辺で軍事行動を行っています。緊張が高まるのは避けられません。
今回の外遊で頼氏を乗せた専用機が台湾の空港を離陸した際、台湾軍の戦闘機4機が専用機周辺を飛行し警戒に当たりましたが、出発した日には台湾本島に近い沖縄周辺を中国とロシアの爆撃機が共同飛行していたのです。
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