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天一国主人に育む「神様コーチング」41
創造原理(第1~3節)に基づいた相談

ナビゲーター:阿部 美樹

課題解決と心の成長のための相談
 相談の目的は、人生の課題(心の問題)の解決をするための支援であると同時に、心(人格)の成長を支援するためです。
 課題解決と心の成長は、相互に関連しています。

 そのような観点から見ると、相談は、悩んでいることを解決することができるだけでなく、それを通して成長に導くことができるということです。

 成長は、理想の姿に近づくことですから、ゴールや基準が必要です。
 それは、創造原理に従った普遍的なゴールや基準です。

存在の原理
 創造原理の第1節は、「神の二性性相と被造世界」です。これは、神様も被造世界もペアシステムになっているという「存在の原理」です。

 悩みとは、「二性性相」のバランスが崩れている状態です。

 例えば、「思いどおりにいかなくて、心が落ち込む」「人間関係がうまくいかなくて、心が葛藤する」「成績が悪くて、自信を失う」などは、形状(現実)と性相(願い)がバランスを崩している状態、一致していない状態です。

 相談を通して、性相(内的創造)を高め、形状(外的創造)に影響を与えられるように導きます。

 また、「不安な気持ちが強くて、意欲が湧かない」「反対されそうで、意見が言えない」「失敗がトラウマになって、前に進む力が出ない」などは、「陰性(否定感情)」と「陽性(肯定感情)」がバランスを崩している状態です。

 相談を通して、陰性の否定的感情に対する肯定的な意味や価値に気付かせるように導くならば、前向きになっていきます。
 困ったり、苦しんだりする状態であっても、必ず、神様のみ意(こころ)があります。それに気付けば力を得るようになります。

力の原理
 第2節は、「万有原力と授受作用および四位基台」です。
 これは、神様から来る万有原力という縦的な力と授受作用という横的な力についての力の原理です。

 悩んでいる人は、「力が出ない」と落ち込んだり、「不義なる力(思い)が湧いてくる」と葛藤したりしています。

 相談を通して、神様の心情や目的に立ち帰るように導くと、万有原力によって相対基準を結ぶようになり、力が湧いてきます。

 また、よく授けよく受ける(授受作用)ように導くと、愛と感謝の心で関係を深められたり、発展させたりすることができます。

目的の原理
 第3節は、「創造目的」です。
 人は誰もが、その時々に目指す目標を持って歩みますが、それ以上に大切なのが、「何のために」という人生の目的を持つことです。

 悩んでいる人の多くは、目的を見失っています。
 この問いに答えを出すためには、目的の原理を知る必要があります。

 それは、人間を創造した第一原因である神様の目的・願いを知らなければ悟ることはできません。
 人間は神様から創造された「結果的な存在」だからです。

 相談を通して、「神様の願いは何でしょうか?」「神様はその場面でどんなメッセージをくださるでしょうか?」という質問をしながら神様のみ意を尋ね求めます。

 そうすることによって、神様の創造目的である三大祝福に行き着きます。

 「神様が願う私」に導く相談(個人の成長:個性完成)、「神様が願う私たち」に導く相談(関係の絆:家庭完成)、「神様が願う人生」に導く相談(夢の実現:主管性完成)にしなければならないのです。

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