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心情開拓
心霊を育てる生活原則(178)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』〈200549日第3版発行〉より)

16 結実時代
(巡回師認定講座より 1984年4月18日)

▲李耀翰先生

 今回は、皆さんがこれから分担する仕事を、どのように正しく、正当に果たしていくか、「自分」というものが正しいのか、仕事に対してどう思うべきなのかを明確にして、新たに出発しようとするものです。

自分のための仕事

 何を任されても、「自分」というものを離れて仕事をするのではないのです。どんな摂理を担当しても、「自分」がやるのです。何をやっても、自分が成長、発展しなくてはならないのです。仕事のための自分ではなく、自分のための仕事なのです。「自分は自分であるのに、仕事によって自分を失ってしまう」。人生において失敗する人がいますが、原因はそこにあるのです。

 同じ仕事をするとき、習慣的にやってしまい、また、新しい仕事を担当すると、「新しい」「知らない」「初めてだ」という観念で、自分を失う。いろいろな場面で自分を失うのです。

 先入観的、習慣的にやって、また、新しいからといって、また、その仕事自体を学ぼうとしながら自分を失って仕事をするから、信仰的にマイナスになる。心霊にプラスにならないのです。

 「自分」は「愛の実体」、「心情の実体」と言ってもいいでしょう。ですから、喜ぶために暮らしている、心情を生かすがために暮らしている「自分」なのです。

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 次回は、「心情法則」をお届けします。


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