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スマホで立ち読み Vol.34
『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』7

内田由喜・著

(光言社・刊『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』〈201665日初版発行より)

 スマホで立ち読み第34弾、『祝福結婚の恵みと夫婦円満の秘訣』を毎週日曜日(予定)にお届けします。
 本書は真の父母様のみ言を中心に、祝福結婚の意義、祝福家庭の信仰生活や夫婦の在り方など、祝福を受けた夫婦がどのようにして真の愛を築いていくのかについてまとめられています。これから家庭を出発する夫婦に限らず、すべての祝福家庭の夫婦に読んでいただきたい一冊です。

 ここでは第6章「夫婦愛を育む」をお届けします。

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6章 夫婦愛を育む

二、家庭での夫婦の生活習慣

(二)相手を尊重する

 互いに相手の長所を探すことが大切です。どうしても、欠点が目について、否定的な感情が湧くときは、「この欠点を補うために自分がいるのだ」と考えるのです。夫婦の間に何か起きたときは、「これは自分の問題であり、天が私の成長のために与えてくださったのだ」と思って、その問題に向き合うことです。

 「親しき仲にも礼儀あり」と言いますが、夫婦は最も身近な存在であるからこそ、ぞんざいに対してはいけないのです。感謝の思いを持って相手に接し、日頃から感謝の思いを素直に言葉にして伝える努力が必要です。

 妻子を養い、守り、一家の主人として立つ夫を、主体として尊重することが大切です。男性は、尊重され、認められることによって、主体としての自覚、自信を持つようになります。主体として自信を持てば、力を発揮します。妻は、そんな頼りがいのある夫に包まれ、愛されるならば、穏やかな心になり、満たされます。そうすると、豊かな心で子供たちや周囲の人たちを愛することができるのです。

 男性と女性の脳の違いや心理の違いを紹介する本がたくさん出版されています。確かに、男性と女性は、感性、性格、考え方、価値観などが違います。能動的な男性と受動的な女性は、行動そのものが違い、生理的メカニズムも当然違います。相手を研究し、その違いをよく理解することが大切です。

 夫は、妻から尊重され、感謝の言葉を言われれば、自信を持って物事に当たるようになります。反対に、プライドを傷つけられると、それがいくら正論であったとしても、反発します。意地を張って、反対の方向に行ってしまうことすらあります。気をつけましょう。

 夫婦、家庭が円満な生活を営むためには当然、経済的な安定が必要です。だからといって、妻が夫に単刀直入に「収入をもっと増やしてほしい!」などと言うことは避けるべきです。夫が傷ついてしまいます。収入が少ないことは、夫も自覚し、どうにかしなければと、心を痛めているはずです。そんな夫の心の痛みを理解し、自分の痛みとするのです。主体としての夫のプライドを傷つけないように注意してください。

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 次回は、「一つになる努力」をお届けします。



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