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世界はどこに向かうのか
~情報分析者の視点~

宜野湾市長選で佐喜眞氏が圧勝、変化する沖縄

渡邊 芳雄(国際平和研究所所長)

 今回は、99日から15日までを振り返ります。

 この間、以下のような出来事がありました。

 佐喜眞淳(さきま・あつし)氏に宜野湾市長選当選証書が付与される(99日)。北朝鮮の兵器提供でロシア軍の備蓄拡大、ドイツ軍が見解公表(9日)。初の討論会でトランプ氏、ハリス氏が非難合戦、米大統領選(10日)。ペルーのフジモリ元大統領死去(11日)。ロシアが反撃開始、西部で10集落奪還と国防省が公表(12日)。ドイツ国防相がドイツ艦艇の台湾海峡通過を発表、中国は反発(13日)。トランプ氏の暗殺を計画か、容疑者の男を拘束、現場からライフル銃が発見される(15日)、などです。

 普天間飛行場移設返還の課題を抱える沖縄県宜野湾市長選挙が98日に投開票となり、自民・公明が推薦した佐喜眞淳候補が圧勝しました。
 9日には、宜野湾市役所で佐喜眞氏の当選証書付与式が催されました。

 佐喜眞氏は2012年の宜野湾市長選で初当選、2016年に再選。さらに2018年、2022年の沖縄県知事選に出馬しましたが落選しています。
 このたびの当選で3期目の市長就任となります。任期は202897日までです。

 共産党、立憲民主党、沖縄社会大衆党などが推す桃原イサオ(とうばる・いさお)候補に8000票近くの大差をつけての勝利でした。
 616日に投開票された沖縄県議会議員選挙に続き、「オール沖縄」の完全敗北だったのです。

 この選挙は、松川正則・宜野湾市長が726日に都内で急逝されたことに伴うもので、91日告示、8日投開票の日程で行われたのです。

 87日には、前市長の佐喜眞淳氏が立候補を表明し、9日には宜野湾市議を27年務めた桃原イサオ氏が立候補を表明し、事実上両者の闘いとなったのです。

 東京都知事選の時、共産党が前面に出すぎたことが敗因の一つとされましたが、今回も同じような構図になりました。

 桃原候補の選対本部長を務める伊波洋一参議院議員(無所属)と副本部長の新垣邦男衆院議員(社民党)が829日、国会で日本共産党の小池晃書記局長を訪ね、共産党の一層の支援を要請したのです。こうして共産党が闘いの前面に立つこととなりました。

 94日、小池書記局長が桃原氏必勝のため同市内で街頭演説を行っています。その内容は市民の意識から大きく離れたものでした。

 小池氏は、市議を27年務めた桃原候補を持ち上げながら、「日米両政府の言いなりに新基地建設にしがみつき、普天間基地を事実上固定化しようとする、さらに統一協会や改憲右翼団体『日本会議』との関係が深い佐喜眞氏との闘いだ」などと語り、「大義は市民と桃原候補にある。必ず勝利を」と訴えたのです。

 さらに小池氏は、佐喜眞氏は2019年~2021年に合計9回、家庭連合(旧統一教会)の関連行事に参加していたなどとも述べ、関係の深さをあえて指摘し、「反社会的団体と関係が深いような人を、ますます市長にするわけにはいかない」とまで訴えたのです。

 しかしこれらの訴えは全く市民に響かず、かえって反発を買ったといえるでしょう。
 98日の投開票結果は、佐喜眞氏24,173票、桃原氏16,195票、その差は7,978票。圧勝でした。

 共産党と共にやると選挙に負ける。共産党が前面に出ると票は減る。今回もそのことが証明されたといえるでしょう。



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