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心情開拓
心霊を育てる生活原則(170)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』〈200549日第3版発行〉より)

14 幸運な者、ヨセフ

▲李耀翰先生

役事は悲しみを神と共に味わってこそ

 今日の私たちの課題とは、どのようにして天国を実現するかということです。果たして神が自分と共にいてくださるのか、悲しみと恨みの道に出遭ったとしても、ヨセフのように雄々しく、一つの中心に向かって進んでいくことができるだろうかということです。

 神も悲しみを抱いたお方です。イエス様も苦労と悲しみの道を歩まれました。私たちの師も、悲しみに浸った苦労の道を歩んでおられます。私たちには、いまだ苦労と悲しみを味わいながら行く道が残されています。

 私たちは家々を回りながら、「苦労を通して悲しい心情を味わうために行くのだ」このように考えなければなりません。

 「私が行く所で天が証(あか)してくれるかどうか見てみよう。受け入れない人に対して、天が審判するかどうかを見てみよう」と安易に考える道でなく、私たちには、悲しみに遭わなければならない道が残っていることを知らなければなりません。その悲しみを共に味わう者を通して、神が役事されることを、きょう、ヨセフの路程を通して学びました。
(『牧会』1979年秋号より翻訳転載)

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 次回は、「苦痛を正しく理解する」をお届けします。


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