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心情開拓
心霊を育てる生活原則(161)

 原理を生活化するために、李耀翰(イ・ヨハン)先生(1916~2019)が信仰のイロハを日本人の心情を分析しながら説かれた講話集、「心情開拓~心霊を育てる生活原則」を毎週金曜日配信(予定)でお届けします。
 家庭連合の教会員の皆さまはもちろん、世代を超えて多くのかたに読んでいただきたい書籍です。

李耀翰・著

(光言社・刊『心情開拓~心霊を育てる生活原則』200549日第3版発行〉より)

13 神を所有する者
(1979年111日 韓国・旧本部教会)

▲李耀翰先生

アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神

 「天勝日」以後、地上に霊界が総動員して協助し、人間と共に地上天国を実現しようとする時代に入りました。そのような時代にあって、聖霊が私たちに再臨して神の能力を表すためには、私たちは神と共に暮らさなければならないし、神に所有されなければなりません。「私たちがいかにして神に所有されるか」ということが問題となってくるのです。今までは、神にとって信じられない人間であったから、神は人間と共に暮らせませんでした。ではいったい、どのようにすれば、神に信じられる自分になって、神に所有されることができるでしょうか。

 聖書を見てみましょう。聖書には「アブラハムの神」となっています。神様御自身が、「アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神」とおっしゃっています。神様のアブラハムではなく、アブラハムの神様なのです。この二つは、意味が少し違うのです。アブラハムの神様であるということは、神様がアブラハムのものになった、アブラハムに所有されたということです。ですから私たちも同様に、自分は神様のものになりたいというよりも、自分の神様にしたいと思わなければならないと思います。では、どのようにしてアブラハムは、神様を所有したのでしょうか。どういう時に、そういう因縁が結ばれ、神様の心情を相続することができたのでしょうか。そのことを考えていきたいと思います。

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 次回は、「三大苦痛を勝利してこそ」をお届けします。


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