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スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』15

統一思想研究院・編著

(光言社・『要約 統一思想・勝共理論』より)

 スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。

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第二部 勝共理論
第一章 マルクス・レーニン主義の基本的性格

 共産主義思想を克服するには、まずマルクス・レーニン主義の基本的立場を確定することが必要である。およそ戦いには、挑戦する側と応戦する側がある。マルクス・レーニン主義との対決において、彼らは常に戦いを挑発し、それに対してわれわれは応戦するという形で戦っている。応戦するのに必要な基本的要件は、まず敵の兵力と武器の種類および性能などを十分に把握(はあく)することであり、その次には、その武器の一つ一つを破壊することのできる優れた武器を開発し、導入して使用することである。この原則は、思想戦においてもそのまま適用される。マルクス・レーニン主義の理論の一つ一つの性能(武器としての性能)を把握して、すなわち、その理論の欺瞞(ぎまん)性、策略性を分析し、暴露(ばくろ)して、その理論的武器を粉砕することのできる代案を樹立して、それによって克服しなければならないのである。

 それでは彼らの基本的性格は、果たしていかなるものであろうか。第一に、全体的な面から見れば、反宗教性の無神論思想(「戦闘的無神論」という)をもって、宗教を否定しながら、従来のすべての価値観を破壊しようとする。第二に、偽装民族性をもって各民族の民族意識を麻痺(まひ)させ、伝統文化を変質させようとするのである。

 そのような目的を、彼らは暴力革命を成功させることによって、一時に達成しようとする。したがって彼らの理論一つ一つは、すべてこの暴力革命を正当化させる武器の役割を果たしている。共産主義理論の一次的な意義は武器性にあるだけで、真理性にあるのではない。共産主義理論は、そのほとんどが虚偽(きょぎ)であり、ただ武器としての効能を表すために、真理であるように偽装(ぎそう)したものにすぎない。それは革命を準備するための「行動の指針」であり、「実践要綱」であった。マルクスは早くからフォイエルバッハ(Feuerbach, L. A.)の唯物論を批判しながら、「哲学者たちは世界をさまざまに解釈したにすぎない、大切なことは、しかしそれを変えることである」(『フォイエルバッハに関するテーゼ』)と言った。彼は歴史と社会を変革するために、すなわち革命を準備するために、唯物弁証法、唯物史観、資本論などを構成し、発表したのである。次にマルクス主義理論の一つ一つの虚偽性と武器性を暴露して、その批判と代案を簡単に提示する。まず唯物論を扱うことにする。

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 次回は、「唯物論の武器性」をお届けします。お楽しみに!



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