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スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』13

統一思想研究院・編著

(光言社・『要約 統一思想・勝共理論』より)

 スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。

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第一部 統一思想
第一章 原相論

二 原相の構造
(三)四位基台の種類

 以上の説明から、四位基台には自同的四位基台と発展的四位基台のほかに、内的四位基台と外的四位基台があることが分かる。したがって四位基台には原理的に四つの基本的種類があるという結論になる。実際には、これらが合わさって次のような現実的な四位基台が形成される。すなわち、内的自同的四位基台、外的自同的四位基台、内的発展的四位基台、外的発展的四位基台の四種類である。

(1)内的自同的四位基台
 これは内的四位基台と自同的四位基台が合わさったものである。つまり、本性相内部の内的四位基台が自己同一性、不変性をもつようになったものをいう。このとき、内的四位基台とは内的に心の中で四位基台が形成されるという意味であり、自同的四位基台とは心情を中心として内的性相(主体)と内的形状(対象)が授受作用をしたのち、その結果として合性体または統一体を成す四位基台を意味する。つまり、その結果は内的性相と内的形状の合性体であるだけである。そのように心の中に自己同一的な四位基台が形成されるために内的自同的四位基台という。これが「性相の内部構造」である。

2)外的自同的四位基台
 これは外的四位基台と自同的四位基台が一つに合わさったものである。本性相の外部に、つまり本性相と本形状の間に形成される外的四位基台が自己同一性(不変性)を帯びるようになったものをいい、神が万物を創造する直前の原相の状態、すなわち性相と形状が中和をなした状態を意味するのである。これが「原相の内部構造」である。

3)内的発展的四位基台
 これは内的四位基台と発展的四位基台が合わさったものである。そのとき内的四位基台とは、内的に心の中で四位基台が形成されるということであり、発展的四位基台とは、目的を中心として内的性相(理性)と内的形状(法則)が授受作用を行って新生体を生じる四位基台を意味する。すなわち、本性相内の内的四位基台が発展性、運動性を帯びるようになったものをいう。内的発展的四位基台の中心は心情に基づいた目的、すなわち創造目的であり、そのとき生じる新生体がまさに宇宙を創造したみ言(ことば)、すなわちロゴスであり、宇宙創造直前の構想である。したがって、内的発展的四位基台は「ロゴスの内部構造」である。

4)外的発展的四位基台
 これは外的四位基台と発展的四位基台が合わさったものである。そのとき外的四位基台は本性相の外部、すなわち本性相と本形状の間で四位基台が成されるということであり、発展的四位基台は本性相と本形状が授受作用をして新生体を生じる四位基台を意味する。つまり、外的四位基台が発展性、運動性を帯びるようになったものをいう。外的発展的四位基台の中心は (創造)目的であり、このとき生じた新生体がまさに万物である。したがって、外的発展的四位基台は「万物創造の内部構造」である。

5)創造の二段構造
 神の創造において、内的発展的授受作用は必ず外的発展的授受作用に先行する。言い換えれば、創造においては必ず内的発展的四位基台と外的発展的四位基台が連続的になされるのである。このように内的発展的四位基台と外的発展的四位基台が継起(けいき)的、連続的に作用することを「原相の創造の二段構造」という(図5)。例を挙げると、人間が何かをつくろうとするとき、まず心の中で構想をする創造の第一段階から、その構想(青写真)に従って創造の作業を行う創造の第二段階に進行するのと同じである。そのように、創造の二段構造は人間が製作、創作、生産活動などをするときの基準となる。

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 次回は、「正分合作用」をお届けします。お楽しみに!



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