https://www.kogensha.jp

進化論から新創造論へ 16

 アプリで読む光言社書籍シリーズとして「進化論から新創造論へ」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 人間の祖先は本当にサルなのか? 統一思想からの提案は、科学的真理のように装ってきた進化論の終焉(しゅうえん)を告げる!

統一思想研究院 李相軒・編著

(光言社・刊『ダーウィニズムの誤りと統一思想からの提案 進化論から新創造論へ』より)

現代進化論(ネオダーウィニズム)は間違っている

(7)遺伝暗号の起源について
-カエルの卵をカエルにする遺伝子の謎-

 カエルの卵はカエルに、ニワトリの卵はニワトリに成長させるのは遺伝子(DNA)の働きによるものです。この遺伝子の働きは遺伝子に刻まれている情報、すなわち遺伝暗号によって司令されています。そして遺伝暗号とは、DNAの塩基配列の仕方にほかならないことが明らかにされています。

 しかし、このような驚く内容を持った遺伝暗号が、何によって生じたのかはだれにも分かりません。フランスの分子生物学者、モノーは、「しかし、もっと重大な問題は、遺伝暗号およびその翻訳機構の起源である。実際、これは〈問題〉と言ったのでは不十分で、むしろ全くの謎と言うべきかもしれない(*29)」と率直に述べています。ヒッチングも「遺伝暗号の起源については生物学者は明らかに何も知らない、と結論しても差し支えないようだ(*30)」といっています。そればかりではなく、生物の進化において「どのようにして[遺伝暗号が]向上してきたのかも疑間のままに(*31)」おかれているのです。

 ところが進化論者たちは、このような遺伝暗号を有するDNAが自然に(偶然に)発生し、向上してきたと主張しているのです。


*29 モノー『偶然と必然』166頁。
*30 ヒッチング『キリンの首』87頁。
*31 同書、90頁。

---

 次回は、「漸進主義への疑問」をお届けします。


◆『進化論から新創造論へ』を書籍でご覧になりたいかたはコチラ

◆マンガで読みたいかたはコチラから