2022.12.16 12:00
スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』8
統一思想研究院・編著
スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。
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第一部 統一思想
第一章 原相論
一 原相の内容
(二)神性
(3)創造性
創造性とは、宇宙と人間を創造された神の創造の能力をいう。言い換えれば、神の二性性相が授受作用によって新生体(繁殖体)を産出する能力を意味する。二性性相が授受作用をするとき、必ず四位基台が形成されるが、そのとき心情を基盤とし、目的を中心とする四位基台形成の能力を創造性という。つまり、創造性は本性相内の内的性相と内的形状の間で、そして本性相と本形状の間でなされる目的を中心とした内的・外的な授受作用の能力、または内的・外的な四位基台を形成する能力である。
神が人間に創造性を賦与(ふよ)したのは、人間が万物を主管するようにせしめるためであった。本然の主管とは、愛をもって創造的に事物を扱う行為、例えば耕作、製作、生産、改造、建設、発明、保管、運送、貯蔵、芸術創作などの行為をいう。そのように本然の人間が事物を扱うのに、愛とともに新しい創案(構想)が絶えず要求されるため、本然の主管のためには神の創造性が必ず必要なのである。
しかし、人間は堕落によって神の創造性だけでなく、心情と愛を完全に受け継ぐことができなくなり、自己中心的、利己的存在になってしまった。今日の大量殺傷(さっしょう)武器の開発や環境破壊などの原因を探ってみると、神が賦与した創造性を誤って使用したところからきた結果であることを知ることができる。心情の目的を失ったまま、理性的な創造の能力を発揮するならば、真の創造性が現れるはずはないのである。したがって、今日の世界を危機から救うためには、自己中心的な利己主義を清算して、神の愛を中心としてすべての創造活動と主管活動を展開しなくてはならない。そうするとき、初めて真なる愛の文化世界が実現されるのである。
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次回は、「性相と形状の授受作用」をお届けします。お楽しみに!