2022.12.12 12:00
今なぜ、「神の沈黙」について問いかけるのか?
皆さん、こんにちは。
今週もはなチャンネルの時間がやってきました✿
今回は、11月20日からスタートした話題の新シリーズ、野村健二著「神の沈黙と救い」についてBlessed Lifeの編集長さんにお話ししてもらいました。
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皆さん、こんにちは。
Blessed Life編集長の(則)です。
昨今の「旧統一教会報道」、そして一連の社会の動きに、家庭連合の教会員および関係者の皆さまは心を痛め、つらい思いで毎日を送っていらっしゃるかたも少なくないことでしょう。
歴史を振り返れば、宗教の歴史は迫害と弾圧の歴史であったと言っても過言ではないでしょう。
日本においても桃山時代から江戸時代初期にかけて時の権力者によってキリシタンたちが弾圧を受け、4000人ともいわれる大量の殉教者が出ました。
クリスチャンであった遠藤周作は、キリシタン迫害をモチーフに『沈黙』という名著を通して、「神がもしいるのなら、神を信ずる者が耐えがたい試練を受けている時に、どうして何もせずに沈黙し続けるのか?」という重いテーマを投げかけました。
宗教の教えを信じ、神に救いを求める者にとって、「神の沈黙」は最大の試練とも言えます。
神は、なぜ人間の苦悩を放置されるのか。
この問いの答えを得ることは容易ではありません。しかしこの問題に向き合うことが信仰者の宿命だとすれば、答えを求めるかたのために、Blessed Lifeでもその機会の一つとしていただけるコンテンツを提供することは意義あることではないかと考え、配信ラインアップに加えた次第です。
さて、一冊の書籍に関心を持っていただく近道の一つは、目次に目を通していただくことです。
以下に、書籍『神の沈黙と救い』の目次を掲載いたしますので、ぜひご確認いただき、毎週日曜日の配信をご期待ください。
まえがき
プロローグ~神はなぜ「沈黙」するのか?(11月20日配信)
第一章 神の沈黙
一 遠藤周作の『沈黙』
小説『沈黙』が提示する極限状況(11月27日配信)/踏絵を踏む司祭(12月4日配信)
二 ドストエーフスキイにおける神の「沈黙」
なぜ子供が苦しむのか?
第二章 神の沈黙を考える四つの立場
考えられる四つの立場
一 無神論
神否定への誘惑/無神論を否定する現代科学
二 理神論
宇宙は人間のために造られた/情的存在を説明できない理神論
三 情神論
イエスの十字架に対する神の沈黙/無惨だった使徒たちの最期/ピルグリムの試練/情神論では説明できない「神の勝利」
四 人格神論
人間の自由を保持するため/終末(最後の審判の時)に善悪が清算される/死後、来世で公平な報いがある/再臨のとき大きく飛躍する
第三章 失楽園での神の沈黙
一 最初の沈黙
二 失楽園での出来事
へびの正体/原罪とは何か/神が定めた男女の関係/原罪の重さと神の沈黙
第四章 神の人間創造と罪からの復帰
一 人間の創造
神の性質とそっくりに造られた/創造性と愛を表出するための人間の自由
二 人間に創造性を与えられた理由
神と人間は親子の関係/喜びを交換し合う神と人間/人間の堕落によって失われた神の理想
三 人間に愛を与えられた理由
愛の対象として/人間相互の愛のため
四 人間の復帰と神の国実現
メシヤの必要性/神と人間の責任分担
第五章 イエスに対する神の沈黙
一 メシヤ預言の二面性
王の王として来られるメシヤ/イエス降臨の目的/歪曲された十字架信仰
二 洗礼ヨハネの生涯
出生前後の奇跡/エリヤとしての使命の失敗/最低の立場まで落ちる/責任分担不完遂の結果
三 第二次摂理としての十字架
摂理の変更としての十字架/イエス裁判の背景/エロイ・エロイ・ラマ・サバクタニ/愛と信仰の極致を示されたイエス
四 ゲッセマネの祈り
復活の条件/苦悶に満ちた祈り/弟子の苦難を思って/イスラエル民族の将来のために/神の悲嘆を思って
五 背信者ユダ
神の操り人形?/つくられた十字架必然説/十字架はハッピーエンド?/福音書における論理の矛盾/十字架は人間の不信仰による結末
終章 神が沈黙を破るとき
“統一演奏会”を待たれる神/孤独と狂乱の神/人間回復のために忍耐される神/神が沈黙を破るとき
あとがき
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朝起きたらまずBlessed Life、昼休みも、帰宅時も、そして寝る前にもBlessed Lifeをチェックしてください♪
以上、はながお届けしました(♥︎ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾
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感想をお寄せくださったかたの中から、毎月抽選で3名さまに光言社の書籍(商品)を進呈させていただきます。お気軽に感想をお送りください。
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