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スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』6

統一思想研究院・編著

(光言社・『要約 統一思想・勝共理論』より)

 スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。

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第一部 統一思想
第一章 原相論

一 原相の内容
二)神性

 神には神相という形の側面もあるが、機能、性質、能力の側面もあり、それを神性という。神性には、全知、全能、至善、至美、公義、遍在性、愛、創造主、審判主などいろいろあるが、その中で重要なのが心情、ロゴス、創造性である。

(1)心情
 心情は神の属性の中で、特に性相の最も核心となる部分であって、「愛を通じて喜ぼうとする情的な衝動」である。ここで情的な衝動とは、心の内部からわきあがる抑えられない願望であり、欲望を意味する。

 神において、この喜ぼうとする情的な衝動は、愛そうとする衝動によって触発される。だからといって愛は喜びのための手段では決してなく、ただ無条件的な衝動であるだけである。その愛の必然的な結果が喜びである。愛の衝動は、愛したくてたまらない欲望、すなわち愛の対象を持ちたくてたまらない欲望を意味する。

 このように神は心情を動機として、愛の対象として人間と万物を創造された。これが「心情動機説」である。心情動機説こそ宇宙の起源に関する長い論争を解決することのできる根拠となる。

 また、「万有原力」とは物理学でいう万有引力に対応する概念であり、神の「原力」の延長である。神の原力は心情の衝動力を基盤に形成されるために、宇宙内で作用する万有原力にも、物理的な力だけでなく、愛の力が作用するようになる。

 心情は神の性相の核心として知情意の機能が成立する基盤となる。そのような知情意の活動を通じて形成される真なる価値実現の文化は心情文化にほかならない。したがって創造本然の世界は、心情を動機として愛の実現を目標として成立する心情文化、愛の文化、または中和文化の世界である。

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 次回は、「神性(2)ロゴス」をお届けします。お楽しみに!



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