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スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』5

統一思想研究院・編著

(光言社・『要約 統一思想・勝共理論』より)

 スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。

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第一部 統一思想
第一章 原相論

一 原相の内容
(一)神相

(3)個別相
 万物はすべて普遍的に性相・形状および陽性・陰性を備えているので、神の性相・形状および陽性・陰性を「普遍相」という。一方、万物は種または種類に従って特性や姿が異なり、人間においては、個人ごとに体格、体質、容姿(ようし)、気質などが異なっている。このように万物と人間の個別的特性の素材の原因は神の本性相の内部、特に内的形状の中にある。神の内的形状の中にある、このような個別的特性の原因を個別相という。人間における個別相は各個人の特性をいうが、人間以外の万物の個別相は一定の種類の特性、すなわち種差をいう。

 被造物の個別相がいくら個体の特性であるといっても、普遍相と別個の特性ではなく、普遍相それ自体が個別化されたものである。例えば、人間の顔がそれぞれ違うのは、顔という形状(普遍相)が個別化され、特殊化されたからである。人間の個性がそれぞれ違うのも、性格、気質という性相(普遍相)が個別化され、特殊化されたからである。被造物において普遍相の個別化が個別相であるのは、神の内的形状の中にある被造物に対する個別化の要因(個別相)が、神の性相・形状および陽性・陰性を個別化させる要因として作用するためである。ここで神の普遍相を「原普遍相」、神の個別相を「原個別相」と呼ぶ。人間の個性の尊厳性が保障されなければならないのは、それが神から由来した個別相を根拠とするためである。

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 次回は、「神性(1)心情」をお届けします。お楽しみに!



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