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スマホで立ち読み Vol.20
『要約 統一思想・勝共理論』4

統一思想研究院・編著

(光言社・『要約 統一思想・勝共理論』より)

 スマホで立ち読み第20弾、『要約 統一思想・勝共理論』を毎週金曜日(予定)にお届けします。
 膨大な内容で構成されている統一思想と勝共理論を、分かりやすく要約しました。統一思想で神について学び、勝共理論で神の存在を否定する共産思想の間違いについて学びます。

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第一部 統一思想
第一章 原相論

一 原相の内容
(一)神相

(2)陽性と陰性
 性相と形状は神の直接的な属性であるが、陽性と陰性は神の間接的な属性であり、直接的には性相と形状の属性である。言い換えれば、神の性相(本性相)も陽性と陰性をその属性として備えており、神の形状(本形状)も陽性と陰性をその属性として備えている。そして陽性と陰性の二性性相も中和をなしている。この中和の概念は性相と形状の中和と同じように、調和、統一を意味するもので、創造が構想される以前には「一つ」の状態にあったものである。この「一つ」が創造において陽的属性、陰的属性に分かれたと見るのである。

 「統一思想」において、陽性と陰性は性相と形状の属性である。すなわち、被造世界において性相・形状は個体または実体を成していて、陽性・陰性はこの実体(性相・形状)の属性として現れている。これに対して、東洋哲学の陰と陽は実体であったり属性であったりして、実体と属性が区別されない。例を挙げると、太陽(実体)は陽であり、太陽の明るさ(属性)も陽である。また、火(実体)は陽であり、火の熱さ(属性)も陽である。

 東洋では男を陽、女を陰と表現する場合が多い。しかし、「統一思想」においては、男は陽性実体、女は陰性実体という。東洋哲学と「統一思想」の男女観は同じように見えるかもしれないが、事実は全く異なっている。「統一思想」から見れば、男と女は共に性相・形状と陽性・陰性をもっているが、性相において男と女の陽陰は質的に異なっている。例えば、男における陽陰は「男性的な陽陰」、女における陽陰は「女性的な陽陰」ということができる。このような陽性と陰性をもつ男を、「陽性を備えた性相と形状の統一体」といい、このような陽性と陰性をもつ女を、「陰性を備えた性相と形状の統一体」という。これを簡単に、男を「陽性実体」、女を「陰性実体」と表現する。形状において男女間の差は陽陰の量的な差である。それは、形状(体)において男女は共に陽性要素と陰性要素をもっているが、男は量的に陽性要素をより多くもっており、女は量的に陰性要素をより多くもっていることを意味する。

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 次回は、「神相(3)個別相」をお届けします。お楽しみに!



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