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スマホで立ち読み Vol.15
『生きた神様が働くとき』10

神明忠昭・著

(光言社・刊『ドクター神明の信仰エッセー 生きた神様が働くとき』より)

 スマホで立ち読み第15弾、ドクター神明の信仰エッセー『生きた神様が働くとき』を毎週土曜日(予定)にお届けします。
 困難の中でも生きて働かれる神様の愛を発見する秘訣(ひけつ)を教えてくれる一冊です。

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第一章 愛して、仕えて、一体化

5 イエス様も絶対にメシヤだ!(2)

 それからというもの、私は授業の合間を縫っては、食堂の片隅のテーブルで必死に彼女を和動し、カウンセリングをしました。

 だいぶ良くなったので、これなら大丈夫だろうと思い、私は彼女を仕事場に送りました。しかし、しばらくするとまた人とぶつかってキックアウトされ、私の所に連れ戻されてくるのです。そんなことを45回繰り返すうちに、“やはり無理なのかな”という悲しい思いがあふれてきました。

 しかし、絶対に彼女を助けたいという決意で、今度は彼女を私個人のオフィスに迎えてカウンセリングをすることにしました。いよいよ彼女がオフィスに入ってきたので、私の前に置いた椅子に座らせました。

 “これが最後になるかもしれない”と思うと、必死でした。あまりにも必死だったせいか、見よ、私の頭上1メートルぐらいの少し右側に、突然イエス様の顔がはっきりと現れたのです。

 次の瞬間、驚くべきことに、そのイエス様が私の体に入り込み、私の口を通して彼女に語り始められました。――大粒の涙を流しながら。

 「この私があなたをどんなに愛しているか、知っているのか。その愛ゆえに十字架に行ったのを知っているのか」

 次にイエス様は、私の体を通して彼女に歩み寄り、泣かれました(そのときの私自身の意識は、そのような超自然的現象を止めようと思えばいつでも止めることもできるというものでした)。

 さすがの彼女も非常にびっくりして、涙ぐみながら「すみません」と言い、心から悔い改めました。

 彼女はそれからは二度と問題を起こさず、UTS(米国統一神学大学院)のスタッフとして働き続けることができました。実に驚くべき奇跡が起きたのです。

 この証(あか)しで、私は自分の体験を誇るつもりは毛頭ありません。ただ「皆に仕えるために歩みたい」と言いたいだけです。そして、「イエス様も絶対にメシヤだ!」と声を大にして言いたいのです。

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 次回は、「恵みを受けた弟たちに対して」をお届けします。お楽しみに!



「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

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