https://www.kogensha.jp

スマホで立ち読み Vol.15
『生きた神様が働くとき』7

神明忠昭・著

(光言社・刊『ドクター神明の信仰エッセー 生きた神様が働くとき』より)

 スマホで立ち読み第15弾、ドクター神明の信仰エッセー『生きた神様が働くとき』を毎週土曜日(予定)にお届けします。
 困難の中でも生きて働かれる神様の愛を発見する秘訣(ひけつ)を教えてくれる一冊です。

---

第一章 愛して、仕えて、一体化

4 激しく泣いて、リーダーたちに不当を訴えた(1

 私は非常に難しい状況を通過した後、やっとUTS(米国統一神学大学院)に就職した身なので、困難とは何かをある程度知っていました。それで、困っている学生を見ると、同情のあまり、すぐに飛んでいって助けてあげるようになっていました。

 私がUTSで教鞭(きょうべん)を執り始めて2年ぐらいたったある日のこと、UTS執行部の最高評議会が、「問題児」と言われる英国出身の男子学生について話し合いをするために、会議を開きました。アカデミックなことを教えていさえすればよい私も、学生の内的指導の役割を買われ始めていたためか、その会議に特別に呼ばれました。

 会議が始まると、議長である副総長を中心とした数人のリーダーが、その学生がいかにカイン的で批判的な危険分子であるか、そして、いかにUTSの他の学生たちに悪い影響を与えているかなどを話し始めました。そして、彼を退学させるという結論を出そうとしていました。

 ところが、私の心はどうしても納得がいきません。その権威主義的で愛のないやり方は、神様を中心とした教育の原則にもとると感じ、あとでそのリーダーたちからにらまれて教授職をクビになるのも覚悟で、次のように発言しました。

 「彼は自分で決意して入教した大切な神様の息子です。彼に問題があるというのなら、私たちは一体どれだけ時間を取って、個人的に彼の面倒を見たでしょうか。彼を食事に誘ったりして、温かい言葉をかけてあげたでしょうか。それもせずに、どうして退学させることができるでしょうか」

 そう言いながら、私は泣き出しました。そして、さらに言葉を続けて、「私は彼のような学生を見ると、苦しくても忍耐していこうね、神様が導いてくださるからね、と言い聞かせているのです」と言いました。

 そうしたら、私の泣き声が急に、火山が大噴火をしたように爆発したのです。「ウォーン」という泣き声の音量が最大限まで上昇して部屋中に響きわたり、ガラス窓を振動させるほどになりました。私自身、そのような自分に驚きました。

(続く)

---

 次回は、「神様が号泣された」をお届けします。お楽しみに!



「一気に読んでしまいたい!」というあなたへ

『生きた神様が働くとき』を書籍でご覧になりたいかたは、コチラから