2022.03.29 17:00
シリーズ・「宗教」を読み解く 211
宗教統一と世界平和⑩
宗教を統一してこそ世界は平和になる
ナビゲーター:石丸 志信
文鮮明(ムン・ソンミョン)総裁が世界平和宗教連合を創設された1991年8月27日、私はUTS(米国・統一神学大学院)に入ったばかりだったので、創設大会には参加することはできなかった。
ところが、米国に戻られた文総裁は、9月半ばにUTSを訪問し、当時の神学生たちに、この一連の出来事の背景と意味を語り聞かせてくださった。
その中で、このように語られたのを覚えている。
「今や連合時代が訪れた。欧州は北がプロテスタント文化圏、南がカトリック文化圏である。それが、今やプロテスタントとカトリックが一つになろうとしている。分裂し争ってきた教派が一つとなり、本物のキリスト教が生まれてくるので、連合体ができる。南北米も同じだ。欧米はプロテスタント文化圏、中南米はカトリック文化圏である。ここでも、カトリックとプロテスタントの対話が促進され一つになることで、本物のキリスト教が核となって南北米連合ができるようになった。アジアはどうだろうか。アジアにはキリスト教の基盤がない。だからこのたび『世界平和宗教連合』をつくったんだよ」
そのメッセージを受け止めた私の心には、「私たちが、分裂したキリスト教を一つにし、東洋と西洋のキリスト教文化を一つにし、宗教統一のための軸にならねば」という思いが湧いてきた。
帰国後、超宗教平和運動に直接携わる中で、改めて文総裁のワシントン大会(1976年9月18日)の基調講演が心に響いてきた。
「『神様のもとの一つの世界』は、神様の永遠、不変、絶対の願いであり、目的なので、必ず成し遂げられるのですが、まず宗教統一をしてこそ、それが可能です」(『平和経』第九篇 国境線撤廃と世界平和 4. 神様のみ旨とアメリカ〈1976.9.18〉)
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