シリーズ・「宗教」を読み解く 210
宗教統一と世界平和⑨
「世界平和宗教連合」創設の意義

ナビゲーター:石丸 志信

 文鮮明(ムン・ソンミョン)・韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁夫妻が生涯を通して推進してこられた超宗教平和運動の歴史に戻ってみよう。

 1990年に入り、連合時代を迎えたと見る文鮮明総裁は、国際社会における宗教の役割を重視し、1980年代半ばから推進してきた宗教連合運動に一つの実りをもたらした。

 「平和の世界に進むに当たって、方向が二つになってはいけません。政治の方向、宗教の方向が統一された方向でなければならないというのです。そのためには、宗教が指導しなければなりません。心が体を支配するのが原則なので、心的宗教圏を結成するのが、1991827日の『世界平和宗教連合』創設大会です。
 そこには、12の宗教がすべて入っています。その次に、40カ国以上の国が入っているのです。そのようにして、平和の世界に進む道を模索するための『世界平和宗教連合』の出帆をしなければならないというのです」(『真の父母経』第11篇、第2章、第2節 1287ページ)

 このように語った文総裁は、世界平和宗教連合を創設した上で翌日の828日には「世界平和連合」を創設している。

▲世界平和宗教連合創設大会(1991827日、韓国・ソウル)

 外的な世界、政治圏を代表する「世界平和連合」と内的な世界、宗教圏を代表する「世界平和宗教連合」は、一個体の人間の体と心に当たるものだから、この体と心が一つとならなければならない、というのだ。

 それ故双子のように生まれてきた二つの連合体が一つとなって平和世界を成し遂げる時が来たことを明言している。


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【石丸志信・世界平和宗教連合会長に聞く(その1)「超宗教運動の30年を振り返って」】

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