「人生に明るい光がともされたベナンでの歩み」
「洗濯は手洗い、断水や停電は日常茶飯事です。時折使うタクシーはとても古く、窓ガラスが割れているのは当たり前。内装は剥がれ、座席からスポンジが飛び出しています。買ってきた野菜や卵が腐っていたこともあります。手に入る食材の種類が少ないので栄養が偏り、そのせいか体中にできものができたこともありました」
このように日本とは全く違う環境でも、順調に伝道活動を進めていたときに突然訪れた、大切な人の聖和。宣教に来たことすら後悔した五十嵐さんですが、真のお父様のご心情を理解するときだと悟り、宣教期間を勝利で終えることを決意します。そして、ベナンにあふれる希望と、出発前に求めていた「み旨に貢献する人生」をついに見つけます。
ベナンについて、五十嵐さんはこう証しています。
「外的に大変だったことは数え切れないほどあります。しかし、それら全てがささいなことに思えるほど、神様と真の父母様の摂理を大きく進められると感じる希望的な国です」
進路に悩んだ大学時代から、宣教期間を経て自分の歩む道を見つけた五十嵐さんが実感したみ言です。
「神様は私の父であるので、私がいなければならない所を一番よく知って、私が一番幸福になり、満足を感じ得る場所に私を導かれる」(『み旨の道』195ページ)