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2017年11月02日
「祝福家庭」86号(2017年秋季号)読みどころ紹介④ 小山田秀生先生(43双)の自叙伝「真の父母様の御跡を慕って」第1回 「クリスチャンとなり、統一教会に導かれる」
1963年に星野一夫(郭勝鎬、777双)さんが、その聖書研究会に訪ねてきました。それを機に、彼から「統一原理」を学ぶようになり、2週間で3回聞きました。
その当時、私が最も引っ掛かっていた内容が、「十字架の贖罪による救いの限界とメシヤの再臨」という問題でした。私が「そのことに悩んでいる」と言うと、彼は「おめでとうございます」と返してきたのです。そして、「堕落論」に強い衝撃を受けました。
私は、埼玉県の戸田修練所で行われた特別修練会の、第10期、第11期、第12期の3回の修練会に参加しました。当時、講師の周藤健先生から「何回来るのですか?」と聞かれたので、私は「分かるまで来ます」と答えたのです。
その後、大学と教会と下宿を舞台に、知人や友人との間で、教理を中心に大問題になりました。東一教会の長老でもある私の指導教官は神学の先生で、次のように言いました。
「それでは3年間ぐらい予備的にやってきなさい。3年間たって(『原理』が)間違いだと思ったら、いつでも戻ってきなさい」と。私は「分かりました。3年間、時間を下さい」と言ったのです。
特修に3回出たあと、周藤先生から、「田舎に行って3日修をしてきなさい」と言われました。それで私は高知県に行き、3日間、高知教会で修練会を担当したのです。将来、私の妻となる(岸本)儀子さんがそこの出身だとは、当時は知る由もありません。
その帰りに見た吉野川に、「この川はどこから始まって、どこに流れていくんだ?」と思い、「我が人生はどこから始まって、どこへ流れていくか」と、それまでの21年間の人生を振り返ったのです。
実存哲学と弁証法神学を学んだ私の人生哲学は、「人生とは出会いの秘義」です。
「統一教会の入教前の21年間で3つの出会いがあり、入教後の3年間で3つの出会いがあったから、統一教会のほうが、はるかに中身が濃い。よし 統一教会で本格的に歩んでみよう」
このように考えました。そして、私は23歳の時に入教したのです。