イエスの涙
2,090円 (税込)
商品内容
十字架を嫌う様々な現象が世界中に増え広がっていた。この「十字架嫌悪シンドローム」をキリスト教会の脅威と感じた教理省長官ハンス・ラーナーは秘密会議を召集したが、謎が多く、会議は難航していた。そんな折、「十字架嫌悪シンドローム」解明の鍵となる情報が、日本の教会から届く。
傍観者的に会議に参加していた山本神父は、バチカンから、シンドローム発症者であるシスター・テレサの調査を命じられ四年ぶりに帰国。調査が進む中で、当初予想されたものとは全く違う事実が次々と明らかになり、やがて彼は巨大な運命の渦に巻き込まれてゆく。一方、教皇パックス一世が知った、キリスト教の歴史を覆す驚愕の真実とは? そして彼の身に一体何が起こるのか…京都からバチカンへ、十字架の真実は伝えられてゆく。
小説に底流する不思議なメロディーは、西洋キリスト教の伝統的教義という分厚い防音壁を少しずつ崩しはじめ、やがてイエスの叫びが聞こえてくる。 本書はイエスとの新たな出会いを予感させる魂の書である。
著者は日本とアメリカでカトリックとプロテスタントの神学を学んだ元カトリックの神学生で神学修士。カトリックの神学生としての体験がこの小説の随所に生かされており、イエスを愛しその本当の心情を探求してきた著者の真摯な思いが伝わってくる。
『イエスの涙』は現在、英語・ドイツ語・イタリア語・ポルトガル語・フランス語の5ヶ国語で翻訳出版されており、スペイン語・ウクライナ語・ポーランド語・韓国語などでの翻訳出版の準備も進められている。
商品レビュー
★★★★☆4
感動の一冊。
「イエスの涙」を読んで、サスペンス小説の面白みに夢中になったり、シスターテレサの信仰する姿に教わることが多く為になったりと思うが、読み終えて、しみじみ感じたのは、この本を通して、イエス様とお父様が深く解放されていく世界があるなあということだ。なかなかこんな本には出会えないかも、感動の一冊だ。
ヒロミツ
★★★★☆4
これはイイ!!!
イエスの涙が『私の涙』になりました。なぜかしら、ずーっと涙が流れてやみませんでした。極みは、ローマ教皇のセンセーショナルな世界への宣言のところでした。お父様のことが重なってのことだと思います。これは感動し漸進できる必読書です!
Mshori