2021.02.10 17:00
家族の絆づくり 154
み言に対する5段階の理解
ナビゲーター:阿部 美樹
知っていても理解しているとは限らない
神が願う人間として成長するためには、「み言を理解する」ことが必要です。しかしみ言を理解すると言ってもさまざまな段階があることを知らなければなりません。
第1段階は、「知って理解する」ことです。
み言を知識として知ることは全ての出発点になります。より正確に、より早く、より多くの情報を得ることは必要なことです。しかし知ったとしても自分のものになっているとは限りません。
第2段階は、「納得して理解する」ことです。
知るだけでなく、自分に当てはめて実感したり、感動したり、腑(ふ)に落ちるような納得が必要です。それでこそ、知識としてだけでなく、知恵として本質的な思考や気付きを得ることができます。
第3段階は、「実践して理解する」ことです。
頭で理解するだけでなく、身体を使って行ってこそ、深い理解となります。
スポーツの世界では、いくら理論を学んだからといって上達するものではありません。「身体で覚える」という言葉のように、実践してこそ理解が深まります。
み言を理解する目的は?
第4段階は、「継続して理解する」ことです。
語学学習における上達の秘訣は「繰り返し」です。繰り返すことで深く記憶され、深く身に付いていきます。
スポーツでは、繰り返すことで技が身に付き、能力も高まるように、み言も訓読や実践を繰り返す精誠によって深まります。
第5段階は、「実体化して理解する」ことです。
み言の目的は知ることではなく、実践することでもありません。み言を実体化して心情を深めることです。
ですから、このような5段階を通して理解を深め、生活の中で習慣化し、人格として人間性を高め、最終的には神の心情に近づくことが大切です。
より深く理解することに努めていきましょう。