2020.12.30 17:00
家族の絆づくり 148
「運動不足」と「感動不足」に要注意
ナビゲーター:阿部 美樹
リモートワークよる「運動不足」
コロナ禍によってリモートワーク(在宅勤務)を行う人が増え、生活形態が大きく変化しています。
インターネットの活用によって出張や通勤が省略されて便利になり、時間も有効活用することができるようになりました。
その半面、全てを自宅で仕事したり、出勤が少なったりすることを通じて、急激な運動不足に陥り、原因不明の体調不良が増加しているようです。
オンラインでの会議や面談が増え、深夜までパソコンの前から離れず、食べやすいおにぎりやサンドイッチを放り込むなど、食事が偏る場合もあります。
糖分を取り過ぎは要注意です。運動不足で糖を吸収する筋肉の量が減ると、行き場のない糖が血中に回ってしまい糖尿病になる危険が高まるからです。
このような、運動不足を解消するためには、仕事の合間の休み時間を定めて体操をしたり、毎日、散歩や軽い運動をする時間を決めるなど、体を動かす習慣づくりが必要です。
「感動力」は充実した人生のための大切な要素
一方、「運動不足」と共に気を付けなければならないのが「感動不足」です。
今の時代は、「運動不足」よりも「感動不足」の方がある意味深刻かもしれません。
体を動かすことを通して健康を維持するように、幸せの極みである「感動体験」を通して心の充実感を高めることができます。
では、どのような時に感動の体験ができるのでしょうか。
人は誰もが、「真美善」を求める心を持っています。
真なるもの、美なるもの、善なるものを見たり、聞いたり、体験した時に感動することが多くあります。
例えば、真理の教えを受けた時、美しい芸術作品や大自然の偉大さを感じた時、為に生きる愛の言動に触れた時など、胸打たれるような感動を覚えることでしょう。
その瞬間、イキイキとした躍動感、ワクワクする喜び、新鮮な爽快感、笑顔と笑いの楽しさ、感極まる涙などを経験するようになります。
特に新しいことに新鮮な心を持って挑戦する人が感動体験をしやすいようです。
また、自分が感動するために感性を磨くこと、相手や周りの人を感動させる心遣いを持つこと、まさに「感動力」は充実した人生になるための大切な要素です。