2020.11.14 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第15回 信仰生活のマンネリ化を打開するためにはどうしたらよいですか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回の質問は、「信仰生活のマンネリ化を打開するためにはどうしたらよいですか?」という質問です。
信仰生活において新鮮な感動ややりがい、生きがい、そして充実感を感じるのは大切なことです。
マンネリ化は純粋な心を失い、意欲を低下させてしまいます。
大切なことは、心の内にある動機を見つめ直すことです。
仕事においても、家庭生活においても、行動する時の「動機」は人それぞれ違います。
大別してみると四つの動機になります。
第1は、人から指示・命令をされて仕方なく行動する、「やらされる」という動機です。
この場合、行うべき目標だけを一方的に与えられて、「やらなければならない」という義務感で心が圧迫される場合が多いものです。
第2は、納得して前向きに行動する「自ら行う」という動機です。
同じ行動をするにしても、「やらされる」というより「自ら行う」方が心の負担感は少なく、結果においても大きな成果を生み出すことでしょう。
前者は「対象的意識」による行動であり、後者は「主体的意識」「主人意識」による行動ということです。
「マンネリ化」とは、義務感や使命感によって行動はするけれども、「自ら進んで」という姿勢が足りない状態ではないかと思います。
第3は、喜んで楽しんで行動するという「喜んで行う」という動機です。
喜んで行う場合、その行動に対する負担感よりも意欲や充実感の方が強いので、時間もあっという間に過ぎるように感じ、成果も大きく現れる可能性が高いものです。
第4は、誰かを喜ばせたい、幸せにしたいと思いながら行動する「喜ばせたくて行う」という動機です。
ボランティア活動など、人助けの奉仕は「助けてあげたい」「力になってあげたい」という思いで行動します。
もしもそこに大きな負担があったとしても、謙虚に「させていただく」という姿勢の人が多いものです。損得勘定を超越した「やりがい、充実感」を大きく感じて愛の成長につながります。
ところで、「対象的意識の人」と「主体的意識の人」の違いは何でしょうか。
それは「目指したい目的と目標」を自らが立てているかどうかという点です。
人間は納得する目的・目標があれば、誰かに指示されなくてもその方向に心と体が動き出すものです。
誰かと比較して、誰かと競争して人生の幸・不幸を決定するのではなく、唯一無二の個性に対する役割を発見すること、使命、ミッションを探し出すことこそ、幸せをつかむ秘訣です。
「ナンバーワンよりもオンリーワン」という言葉のように、天から頂いた個性の生かし方を見いだすことが大切です。
目標を見いだすことは必要ですが、目標と聞くと「ノルマ」のように感じて苦しくなる人がいます。
そのような「ノルマ」のような目標ではなく、自らが「目指したいビジョン、夢」を持つことです。
目指したいゴールであり、「こうなりたい」「こうしたい」という望みを懸けた青写真です。
人生に悩んでいる人は、目的を見失い、目標が曖昧になっていることが多いので、なかなか前に進めません。
車の運転に例えるならば、「何のために、どこに行くのか」が明確になってこそ前に進むことができるということです。
皆さんからの質問をお待ちしています。
また、お会いしましょう!