2020.11.07 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第14回 信仰を人に明かすことに抵抗があります
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回の質問は、「自分が信仰を持っていることを周りの人に明かすことに抵抗があります。どんな心掛けを持つべきでしょうか?」という質問です。
信仰を人に明かすことに抵抗のある人には二つの特徴があります。
第1は、「信仰に対する否定的なイメージを持っている」ことです。
神を信仰する人、宗教に入る人に対して、周りの人は「あの人は神様にすがる弱い人だ!」と見ることがあります。
信仰者とは悩みを多く抱え、自分では解決できず、神に手を合わせてお願いしているイメージがあるので、弱い人と見るのかもしれません。
心の中にそのようなイメージを持っていると、「私は特殊な人かもしれない」と宣言するかのような抵抗感を持つようになります。
しかし実際には、信仰こそ「清く正しく強く」なければできないものです。
為に生きる、精誠を尽くす、愛する、信じる、感謝する、許すなど、「み言に基づいて生きる」ことは強い意志と決断力、忍耐力がなければなりません。祈りも強い意志がなければ、深い祈りをささげることはできません。
祈りの本質は、心配事が解決されるように、願い事が成就されるようにと、神様に全てをお願いするという、ご利益のみを目的にするものではありません。
「心配事を解決できる私になること」「願いを成就できる私になること」など、自己の責任を中心として祈ることです。また、誰かの幸せのためにとりなすための愛の実践でもあります。
祈りとは「神との対話」です。神はどのような対話を願われるでしょうか。
率直に、素直に伝える祈りも喜ばれますが、「神のみ意を尋ね求める」「神の声に耳を傾ける」という姿勢も必要です。
また、心配事の解決や願い事の成就だけをただ一方的に求めることは、神の摂理を無視した不満や要求になるかもしれません。
恵みの前後にサタンの訴えを防ぐための試練があるとき、「試練を与えざるを得ない神の事情」を無視することになるからです。ですから、まずは神の愛に対する「感謝の祈り」と「悔い改めの祈り」が必要です。
さらに「愛する祈り」を通して孝情の祈りをささげていきましょう。そうすれば、神と一つになって無限の力が与えられ、信仰に対する自信と誇りを持つようになるのではないでしょうか。
さて、信仰を明かすことに抵抗を持つ第2の特徴は、「家庭連合に対するイメージの悪さを気にしていること」です。
かつて、左翼的思想を持った弁護士やマスコミの影響により、家庭連合のイメージの悪さが社会に広がりました。また、キリスト教会の一部の牧師たちの中には、家庭連合を異端視して攻撃する過激な人物がいました。
そのような一部の反対派の弁護士や牧師たちの影響もありましたが、現在では世界各国の大統領や首相クラスの国家的指導者、国会議員や著名な学者、著名な宗教指導者の多くが家庭連合の教えの素晴らしさを証ししています。そして家庭連合の活動や業績に対して賛同・称賛し、共に行動しようとしています。
一方で、長く信仰してきた私たちの心には、かつて否定されたことや迫害された苦痛がトラウマになって残っているのではないでしょうか。その思いを引きずっていると、「あとの者は先になり、先の者はあとになるであろう」(マタイによる福音書 第20章16節)という聖句のようになりかねません。
私たちが気にしているほど、周囲の人は意外と気にしていないものです。たとえ家庭連合に対する歪曲された情報によって悪いイメージを持っている人がいたとしても、誇りを持って家庭連合の素晴らしさ、真の父母様の偉大さ、天の父母様を中心に生きることの幸せを堂々と伝えていきましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
また、お会いしましょう!