2020.10.06 22:00
「幸せな結婚」を考える 57
第11章 結婚と純潔
⑤切り離された「愛」と「性」(1)
もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
第4弾は、「『幸せな結婚』を考える」を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。
ナビゲーター:長岡 高史
「性」を正しく理解するためには、二つの側面から学ぶ必要があります。
まず一つは、「性の仕組み」です。
男女の生殖器の違いから始まり、妊娠の仕組みやその回避方法など、まさに現代の性教育で教えている内容です。
「青少年育成において過激な性教育は悪影響を及ぼす」という意見も強くあり、いつ、誰に、どのように教えるかは、今後も検討が必要ですが、将来的には知らなければならない内容であることは間違いありません。
しかしこれだけでは、絶対的に不十分なのです。性の知識や方法論よりも強調されるべきは、「性」とは何かという本質の部分なのです。
男性と女性が一つになれば「生命」が生まれます。「性」の延長には生命があるのです。だからこそ、男性と女性が一つになる瞬間、「愛」が大切なのです。
どんな背景であれ「生命」はそれだけで貴いものです。しかし、その「生命」の背後には「お父さんとお母さんの愛の動機があった」と子女に言うことができたならば、どんなに素晴らしいでしょうか。
愛と性と生命はセットなのです。決して分けて考えることはできません。
現代の性教育は、性病にかからないため、望まない妊娠をしないため、という偏った知識しか教えていません。
純潔教育とは、愛と性を正しく教えることにほかなりません。