2020.10.03 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第9回 やるべきことがあってもなかなか実行できません
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回の質問は、「やるべきことがあっても、なかなか実行できません。成果も上がりません。どのようにしたら良いでしょうか?」という質問です。
やるべきことを実現し、何らかの結果を出すためには、必ずある一定の「時間」が必要です。
誰にでも一日24時間という同じ時間が与えられていますが、ある人は有効に活用して結果を出し、ある人は結果をなかなか出せないでいます。
何が違うのでしょうか。
能力があるとか、ないとかという以前に、まず「時間の使い方」の違いがあります。「万物」とは、お金や家や衣服などのように目に見える万物だけでなく、見えない万物もあります。その一つが「時間」です。
「時間の使い方」は、人生をより有意義に歩むためにとても大切です。ある人は、やるべきことがあっても、「そのうちにやろう」と思って後回しにしている間にいつしか時を失ってしまいます。ある人の場合は、時間を有効に使って充実した人生になっています。
人間始祖アダムとエバは、神の戒めをある一定期間守ることができずに堕落しました。まさに、「神が願うように時間を正しく主管できなかった」ということです。
それでは、時間をどのように主管すべきでしょうか。
本然の時間主管は、「神を愛したい」「誰かを喜ばせたい」という動機で神が喜ぶ時間の使い方をすることです。
神の創造の動機が「心情」であり「愛」であったように、私たちも「心情を動機に」「愛を動機に」時間を過ごすことができれば、その時間が私たちを幸せへと導いてくれることでしょう。
さて、具体的に「時間主管」とはどのようなことでしょうか。
時間主管とは、「決められた時間、約束の時間を守る」という受け身の主管だけではなく、「時間を有効に活用する」「やるべきことをやるべき時間内に行う」などの能動的な主管があります。
時間を有効活用する時間主管のための五つのポイントを紹介します。
第1は、「やるべきことを明確にする」ことです。
「できるか、できないか」という観点で考えるとさまざまなちゅうちょする心が湧いてきます。それよりも、「やりたいこと、なりたいこと」「いま必要なこと、これから必要なこと」など、思い付くことを全て挙げることです。
第2は、「やるべきことに優先順位を付ける」ことです。
思い付いた順番に行動するのでは時間が足りなくなります。やるべきことを、「緊急度」と「重要度」の観点で区分します。
凡人は常に「緊急なもの」に追われる傾向がありますが、よく考えるとそれほど急がなくてもよいことが多いものです。このような人は、いつも忙しくしている割に重要なことができていません。まず優先順位を付けて、より「重要なもの」から意識して取り組むことが必要です。
第3は、「やるべきことの時間を確保する」ことです。
どんなに忙しい人でも、意識すれば時間は確保できます。時間に追われるのではなく、時間を意識的に管理して余裕を持って集中して行うことが大切です。
第4は、「やるべきことと時間を書いて、見える所に貼っておく」ことです。忘れないで意識するためにも、書いて「文字化」することが大切であり、それを貼りだして「視覚化」することも有効です。貼りださず、メモ帳を活用しても効果はあります。
第5は、「やるべき時間には他のことをしないでやるべきことをやる」ことです。
取り組む時間は、テレビやパソコンの電源を切ったり、メールや電話に対応したりしないなど、集中することが大切です。
このように工夫し、時間を主管して充実した人生にしていきましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
また、お会いしましょう!