『平和の母』読者の声 33
真の父母を正しく知り、多くの人に伝えていきたい

 このコーナーでは、真のお母様(韓鶴子総裁)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだかたがたの感想を随時ご紹介してまいります。
 4月に開催された「感想文コンクール」で佳作に選ばれた作品25点を順次ご紹介します(文責:編集部)。

 最優秀賞6点は『世界家庭』2020年7月号、優秀賞9点は『祝福家庭』2020年夏季号で紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。

 今回は、23歳・女性(大学生)の佳作受賞作品をご紹介いたします。

真の父母を正しく知り、多くの人に伝えていきたい

 真のお母様の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んで、改めてお母様が、天が準備してこの地上に送られた「独り娘」であり、全ての人類を真の愛で包み込む「真の母」であることを心から感じました。ページを読み進めるたびに、涙が溢れてきました。

 幼い頃の私は、真のお父様(文鮮明総裁)のそばで静かにいらっしゃるお母様のことをあまり認識しておらず、お父様の聖和(逝去)後の7年間のお母様が、私の中の「お母様」のほぼ全てでした。

 お父様の聖和後、「中断なき前進」と語られ先頭に立って歩まれるお母様、また「二世はどこにいったのか」と嘆かれるお母様の姿を通して、「真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁夫妻)のために歩みたい! 公職の道を目指したい!」と思うようになり、実際に大学生になってからは伝道活動を始め、日々お母様を思いながら歩むようになりました。

 しかしこの自叙伝を訓読し、私の知っていたお母様はほんの一部分であったことを知りました。

 息子娘たちの前では笑顔でみ言(真の父母様の教え)を語ってくださるお母様ですが、その背後には、そして今まで歩まれてきた人生の中には、言葉で言い尽くせない苦痛と悲しみ、そして多くの精誠があったことを知りました。

 この7年間で何度も語られていた「み旨がどれほど大変でも、私の代で終わらせる」という決意も、7年路程のスタートの時のものではなく、お父様と聖婚される前からの決意であったことを知り、言葉が出ませんでした。

 自叙伝を読みながらお父様の歩みとお母様の歩みが重なることも何度もありました。

 聖誕(誕生)されてから苦難の路程の連続であったこと、若い頃から真理を探究される姿、幼い頃から神様を信じ侍っておられたこと、どれを見てもお父様の若い頃の姿と重なりました。
 そして本当に天が準備された「独り娘」であると感じました。

 また、ヤンキースタジアム大会の時にお父様が語られた「あなたの精誠と祈祷のおかげで、私はきょう、壇上に上がります」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』160ページ)という言葉を読んで、お父様の勝利の背後に常にお母様の多くの精誠と祈りがあったことを知りました。
 「真の父」だけでは絶対に成せない、必ず「真の母」がいなければならないということを強く感じました。

 この自叙伝を訓読する期間は、自分自身にとって試練の時でもありました。
 環境を通してサタンが私の邪心に入り込んでくる時もあれば、心情が落ちそうな時もありました。
 しかしこの自叙伝を訓読し、天の父母様(神様)の心情、そしてお母様の心情や姿勢を見てそのような思いは流れていきました。
 自叙伝を通して「父母様はこういう心情圏、事情圏を越えてこられたのだ」と悟るたびに涙が溢れ、自身の環境や弱さを克服する力が湧いてきました。

 お母様のような深い母の心情を持つこと、そしてどんな困難があったとしても絶対信仰と忍耐で諦めないこと。私のこれからの人生において重要な信仰の姿勢を、お母様を通して教えていただきました。

 私は2013年からの7年路程の途中から青年期に入り、お母様のみ言に触れる機会や、実際に摂理的な大会や修練会に参加することも多くありました。
 しかし遠く離れた国で行われた活動についてはほとんど知らず、その結果だけを見て感動していたものの、お母様の語られるみ言の意味や心情圏、事情圏などはほとんど知らなかったことを自叙伝の最後の部分を通して感じました。

 自叙伝を訓読していくと、なぜお母様がゴレ島であれだけ涙の祈りをささげられたのか、なぜアフリカでの摂理がここまで大きく発展してきたのか、また2019年の終わりに殺人的なスケジュールで歩まれていた時のお母様の思いとその国々での摂理など、あまり分かっていなかった部分まで細かく知ることができました。

 そしてその土台の上でお母様のその時のみ言を読み直すと、よりみ言に対する理解が深まりました。
 また同時に、母の国である日本がそのように国を挙げてお母様をお迎えできなかったことが本当に申し訳なく感じました。
 今はまだ微力ですが、国を挙げてお母様をお迎えすることができる日が1日でも早く来るように、より意識を持って精誠を尽くしたいと思いました。

 この自叙伝を通して、お母様の原動力は常に天の父母様に対する孝情とお父様との約束であったこと、そしてお母様がどこまでも深い愛で子女を抱かれる「真の母」であることを感じざるを得ませんでした。

 私もお母様の娘として、黄金期を共に生きる青年として、お母様が天の父母様にささげられた孝情を相続しながら、どんな困難があろうと常にご父母様の歩みに立ち返って歩みたいと思いました。

 お母様の自叙伝、そして2009年に出版されたお父様の自叙伝は、その上で本当に宝物になる二冊です。

 これから何度も何度も訓読していきながら、真の父母を正しく知り、その歩みや心情圏、天に向かう姿勢を学びながら、一人でも多くの人に真の父母を伝えていきたいです。

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