家族の絆づくり 129
ピンチをチャンスに変える！

家族の絆づくり 129
ピンチをチャンスに変える！

ナビゲーター：阿部 美樹

「ピンチ」に対する三つの対処方法
　人生の中では、さまざまな困難と直面することがあります。
　困難という「ピンチ」への対応の仕方が幸不幸を左右する重要な鍵となります。

　「ピンチ」に対する三つの対処方法を紹介いたします。

　第一は、「ピンチを避ける方法」です。
　苦しいことはできる限り避け、難しいことも避けて、楽な道や簡単な道を選択することです。しかし問題は、ピンチを避けたとしても繰り返し困難はつきまとうように訪れ、ストレスが絶えないということです。

　第二は、「ピンチを受け入れる方法」です。
　どんな状況に直面したとしても、全て意味ある現象として捉え、必要なものとして受け入れることです。どんな状況でも感謝して受け入れる姿勢であれば、一喜一憂するようなストレスはなく、穏やかに生きることができます。

神様とサタンが注目する瞬間
　第三は、「ピンチをチャンスに変える方法」です。
　ピンチに直面したときに、単に「ピンチを受け入れる」という受け身の姿勢だけではなく、成長のチャンス、転換のチャンス、飛躍のチャンスとして捉えて能動的に行動することです。

　話し下手な人は、話さない代わりに聞き上手であることが多いように、欠点と思えることも、見方を変えれば長所として生かせるという特徴があります。

　最近は、コロナ禍において不自由な生活、制限の多い生活、困難な生活になったという嘆きを多く聞きます。このような状況でもじっと我慢してチャンスの到来を待つのではなく、今、この時こそ「チャンスである」と捉えてみましょう。

　「〜のせいで」ではなく、「〜のおかげで」と見つめ直せば、どんな状況であろうと、プラスの側面を発見します。

　人生の最大の転機は、「最高の時」と「最低の時」です。
　最高と最低の時ほど、その人の人間性が浮き彫りになることはありません。神とサタンが最も注目する瞬間です。

　最高の時は有頂天になって傲慢になるなど、神を見失うことがあります。最低の時は、落胆してしまい、孤独になり、悲観的になり、結果的には同じように神を見失うことがあります。まさにその時がサタンが入る瞬間であり、堕落性本性に振り回されやすくなる時です。

　そんな時こそ、もっと大きな幸福を得るために神が与えてくれた「チャンス」と捉えてみましょう。必ず、そこには神が準備したプレゼントがあるはずです。