2020.07.12 13:00
スマホで立ち読み Vol.11
『はじめての出産・育児』(2)
神の実体となる夫婦から子女が誕生
内田由喜・著
「スマホで立ち読み」コーナー第11弾は、『はじめての出産・育児』です。
季刊『祝福家庭』で連載された「はじめての出産・育児」の書籍版です。
神の子を迎えるために、夫婦がどのような心情、姿勢で臨むべきかといった内的な準備から妊娠の仕組み、胎教や初期育児の重要性とその方法など、具体的な事例を紹介しているおすすめの書籍です。
第一章
神の子を迎える準備
(一)神の実体となる夫婦から子女が誕生
真の父母様の勝利によって、祝福という有史以来、最高の恩恵が私たちにもたらされました。歴史上初めて、神の血統圏に重生されたのが祝福家庭の夫婦です。
霊肉共に血統転換され、重生された夫婦は、神様(天の父母様)の血統を受けた子女を生みふやし、神の創造理想である地上天国、さらには天上天国を実現していくことが願われています。
夫婦が一つになるとき
祝福を受けた夫婦は、一人しかいない男性と一人しかいない女性、言い換えれば、絶対アダムと絶対エバとして出会った永遠の夫婦です。そのような男女が一つになってこそ、神様の実体となることができます。心と体が一体化した夫と、心と体が一体化した妻が生殖器を中心として愛し合うとき、一つになるというのです。
真の父母様は、男性と女性の生殖器について、それぞれ自分のためのものではなく、相手のためのものであると語られています。すなわち、女性の愛の器官の主人は男性であり、男性の愛の器官の主人は女性であるというのです。女性のものは男性が必要とし、男性のものは女性が必要とするのです。
神様を中心として夫婦は性的に結びついて一体となり、より深く、より親密に、お互いを知ることができるようになります。アダムがエバに対して「わたしの骨の骨、わたしの肉の肉」(創世記2章23節)と言いましたが、お互いにそのように言えるような関係を築き、一心同体となることがとても重要です。
このように心と体が一つになった夫婦は、神様を中心として愛の四位基台をつくるようになります。
愛の四位基台を成した夫婦について、真の父母様は、「神様を中心にして、男性と女性が祝福を受けて完成した位置に立ったならば、神様はいつでも訪ねてこられるようになるのです。そこには、偽りの愛は侵犯することができず、ただ真の愛のみが臨在するようになります」と語られています。
神が祝福した新しい命
神様の臨在によって夫婦の性生活が決まり、そこから「新しい命が誕生する」という偉大なイベントが繰り広げられます。
神様の命の種が男性(夫)から女性(妻)の胎に宿り、地上に新しい命が誕生します。「命の誕生」は人知では量ることのできない、神秘に満ちた偉大な業です。
旧約時代、アブラハムは、神様から「わたしは大いにあなたを祝福し、大いにあなたの子孫をふやして、天の星のように、浜べの砂のようにする」(創世記22章17節)という祝福のみ言を与えられました。そして、アブラハムから3代目に当たるヤコブを起点としてイスラエル民族が形成されていきました。
モーセの時代になると、「イスラエル(ヤコブ)の子孫は多くの子を生み、ますますふえ、はなはだ強くなって、国(エジプト)に満ちるようになった」(出エジプト記1章7節)と記されているように、イスラエル民族はさらに繁栄していきます。
このように神様は、いったん祝福をお与えになった以上は、必ずその血統を守り、繁栄させていかれるのです。神様の祝福は永遠であるがゆえに、神様によって祝福された血統は永遠に存続させていかなければなりません。
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次回は、「夫婦生活」をお届けします。お楽しみに!