2020.04.04 12:00
スマホで立ち読み Vol.7
祝福子女の祝福から家庭出発までをサポートする
『父母マッチングガイドブック』(3)
「スマホで立ち読み」コーナー第7弾で取り上げるのは、『父母マッチングガイドブック』です。
「父母マッチングを通した祝福は、父母と子女の心が一つになってこそ初めて成されるものであるため、内的姿勢から外的なプロセスに至るまで、共通の理解が必要です。本書を親子で学習しながら、父母マッチングの理解を親子で深めていただければ幸いです」(同書「はじめに」より)
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Part1
父母マッチングに臨む姿勢
Ⅰ.二世祝福と父母マッチング
02 三代圏理想に向けて
二世祝福は家庭に対する祝福
1986年、真の父母様が歴史上初めて二世のマッチング(36家庭)をされた際、「こんなにマッチングすることがうれしかったことはない」と大変喜び、その心の内を以下のように明かされました。
「(父母である一世に)天に誓う聖婚問答を一つの条件として祝福を与えたのだけれども、あなたたちの両親が見事に天との約束を守り、このように祝福家庭をつくり、さらにその子女たちが天の祝福を願う立場にまで教育し育ててきた、その証(あか)しが、二世たちが望んでマッチングの席にいるということである。この席は単なる第二世代と真の父母様の出会いの席ではなく、祝福家庭が歴史を通して真の父母様と出会い直す、世代を超えた真の父母様との因縁を確認する時間である」。
ここで語られているように、二世祝福とは、ただ単に二世という一つの世代だけを切り取って与えられる祝福ではありません。二世祝福を通して、真の父母様と一世、二世の三代が、血統的につながった深い因縁を実感することが願われているのです。
神の理想の実現
このような三代にわたる理想は、神様がアダム・エバを祝福してくださった時に抱いていたものだったでしょう。
み言(ことば)では、神様がアダム・エバを祝福された目的は、彼らが神様を中心とする三位一体を成し、それから子女を繁殖することにあったとあります。夫婦を通して地上に現れる神様の愛は、子女の生命、血統となって、初めて地上に定着し、永続するようになっているのです。
縦的真の父母である神様は、アダム・エバという子女を愛するとともに、そのアダムとエバの実体の体をまとい、横的真の父母として子女を生んで愛することを通して、より一層、喜ぼうとされました。
さらに、そのアダムとエバが自らの子女を育て上げ、子女に祝福を授ける日を迎えた時、神様は四大心情を完全に体恤(たいじゅつ)したアダム・エバを通して、永遠の喜びを実現しようとされたのです。これが、家庭理想が三代圏の完成にあるとされる理由です。すなわち、神様の理想の定着点は、まさにアダム・エバの子女の祝福にあったといえるのです。
このような観点から見るとき、二世祝福とはすなわち、祝福家庭1家庭1家庭が三代圏理想を実現していく上で、必ず通過し、越えていかなければならないプロセスです。一世祝福に込められた真の父母様の願いは、二世祝福を通して相続されていきます。そしてその願いはまた、彼らを通して三世へと受け継がれていくでしょう。
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次回もお楽しみに!