オススメ成和手帳 7
成和手帳特集⑥
証し部門(第5回 成和手帳グランプリ)受賞作品

伊藤 安昭(青年学生局 成和学生部長)

 今回は、第5回「成和手帳グランプリ」の証し部門に応募された作品の中から最優秀賞と優秀賞および印象的な証しをピックアップしてご紹介します。
 この部門は、「成長度:成和手帳を活用しての成長・変化がよく表れている」という観点で審査をしました。ぜひ、中高生たちの信仰の成長の証しを味わってください。

5回成和手帳グランプリ:最優秀賞
(高校1年生・男子)

「一つ一つに、神様の願いがある」

神様の願う自分になるために
 成和手帳を記入しながら、大きく二つの成長点を見つけることができました。

 一つ目は、為に生きる実践を以前より心掛けることができるようになったことです。

 毎日、「その日の自分は天の願いに対してどういう自分だったのか」と振り返る時間を設けることで、自分の一年間の目標の一つである「為に生きる」ことを実践するようになりました。

 自分の場合は、自分の心情の記入とともに神様に尋ねていくことが多いのですが、尋ねていくことで、日々の生活で感じる内容が多くありました。

 何気ない出来事、親や先生や友人の言葉、周りの環境など、今まで気にすることなどほとんどありませんでした。しかし神様が自分に願っていることは何かということを尋ね、天に求める生活をしていくと、一つ一つの出来事全てに神様の願いがあるということを感じました。

 そのように感じることができたことによって、「神様の願う自分になりたい!」と強く思うようにもなりました。

 まだまだ、環境に感謝できないことが多い自分ですが、神様の事情を優先できるようになりたいと思います。

神様の視点に立つ
 二つ目は、視点を変えることができたということです。

 今まで自分の目線で人や物事を見ていました。しかし自分の成和手帳を振り返っていくと、心情が落ちているときは、いつも同じような環境に置かれていることに気付き、「きっと自分は悔い改めなければならないことがあるんだ」と思いました。

 そこで、自分が何を改めるべきかを知るために、祈りながら今までの心情日誌やみ言ノートを見ていきました。そしてたどり着いたのが、「神様の視点に立つ」ということでした。

 今まで自分は、恵まれた環境のときは神様の心情や事情を考えることができたのですが、つらい環境のときは神様に感謝する心を持つことができず、「この環境に自分を置かれる神様の心情圏に立ち、その事情を分かってあげたい」と思うことができませんでした。

 しかし神様の視点に立つことで、周りの環境に感謝することができるようになりましたし、何より神様に感謝することができました。

 「感謝すること」だけでなく、人や物への愛し方も変わりました。
 神様の目線で人を見ることで、どんなに自分にとって悲しいことを言われても、「神様はこの人でも同じく愛したいんだ」と思うようになりましたし、「自分が神様の代身としてこの人を愛したい!」と心から思えるようになりました。また成和手帳を愛するように、万物を愛せるようにもなれました。

真の父母様の心情圏に立つ
 成和手帳を通して神様の願いを悟ることができましたし、心情を体恤(たいじゅつ)することができたことに感謝しています。
 真の父母様の心情圏に立つことのできる自分となれるように頑張っていこうと思います。その第一歩として、成和手帳の記入を続けていきます!

審査員からのコメント:
 成和手帳に取り組む中で、自分の中に起きた変化や成長点がしっかりと整理されていますね。真の父母様の相対圏に立つための第一歩として成和手帳に取り組んでいる姿勢が力強く、そしてとても謙遜で、素晴らしいなと感じます。


5回成和手帳グランプリ:優秀賞
(中学3年生・女子)

「ちょっとずつでも、書くことが大事」

 私が成和手帳を毎日書くようになったのは、中112月からです。

 最初は5行書くことすらできなくて日記のようなものでした。しかし「最初は5行でなくても日記のようになってしまっても大丈夫、書くということが大事です」と言われ、「ちょっとずつ頑張っていけばいいんだ」と考えるようにしました。

 そうするうちに自分の心情を素直に書けるようになり、5行では足りないくらい書けるようになりました。
 毎日の小さな積み重ねがこのようにつながっていたのだと思います。心情日誌を書くことは私の生活の一部になっています。そしてこの手帳が私の生活を大きく変えてくれました。
 学校では為に生きることがなく、手伝うことすら面倒くさいと思っていたものが、今では自分から進んで行動し、感謝されることが多くなりました。このようになれたのは、生活プログラムを立てたおかげだと思っています。

 他にも成長できたなと思うことが三つあります。

 一つ目は、苦手だった友達を好きになれたことです。
 二つ目は、小さなうれしさも神様への感謝につなげられるようになったことです。
 三つ目は、勉強時間が増えたことです。

 成和手帳は私の宝物です。これなしには生活していけません。なかったら私は成長していませんでした。手帳を活用することは一つの精誠だと思って歩んでいます。これからもずっと継続していき、成長していきます!

審査員からのコメント:
 成和手帳を通して自分が成長した分だけ、周りの人を幸せにすることができる人になれたようですね。成和手帳を一つの精誠として記入する姿は、信仰を土台として取り組んでいる良い姿勢だと感じます。


5回成和手帳グランプリ:優秀賞
(高校3年生・女子)

「私の良い部分が見えて自信がついた」

 私は高1の冬から成和手帳を書き始めました。

 まず自分の課題として、文章を書くということがすごく苦手で、それを毎日しなくてはいけないことに葛藤がありました。しかし成和手帳の大切さを学んでいくことで、現在の歩みを将来証ししていくための道具になると学び、書けるように努力していきました。

 成和手帳を通して実感したことは、自分の歩みを文字や目標などに立てることによって、一日の中で具体的になったということです。
 生活プログラムによって、1日に祈祷や訓読、為に生きる実践などができるようになりました。◯×を付けることで1日に自分がどれくらい目標を意識できたか振り返ることもでき、自分にとって必要なものとなっています。

 同じく、心情日誌でも、勝利点や反省点を具体的な文章にすることで、次の日はもっとここを改善していこうと思えるようになりました。

 成和手帳を書く前の自分は、自分の悪い部分しか見えず、自信もありませんでした。ですが成和手帳を書くようになってからは、1日の中で自分のできたことなども知ることができるので、自分はこれが得意で、ここは教区の中でも生かすことができると思えるようになり、自信を持つことができるようになりました。

 友人に教会に行っていることを証しする時も、成和手帳のスケジュールや心情日誌を見せて、自分が普段このようにして活動しているんだということを伝えることができます。
 これからは、成和手帳の内容をもっと堂々と証しできる歩みをしていくことを目指します。

審査員からのコメント:
 成和手帳の活用を通して、自分の苦手な部分を克服し、さらに自分の良い所を発見し生かしていく、さらに成和学生としての自分を証していくための道具としても活用していく、ということが素晴らしいです。成和手帳はまさにこのためにありますよね。


 今回は、2018年度に行った第5回成和手帳グランプリの証しを紹介しました。

 次回は、2017年度に行った第4回成和手帳グランプリの証しを紹介します!