2020.04.05 17:00
スマホで立ち読み Vol.8
『真の愛を育む道』(3)
真の愛と偽りの愛の違い②
「スマホで立ち読み」コーナー第8弾で取り上げたのは、『真の愛を育む道』(世界平和統一家庭連合 青年学生局)です。
二世圏に贈る「純潔」と「祝福」、そして「幸せ」を説く、真の父母様のみ言集がついに立ち読みできるようになりました!
テーマ毎になっていて読みやすいだけでなく、学びを深める「ワークシート」のページも掲載しています。
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(1)真の愛と偽りの愛の違い②
神様の息子、娘になるには、神様の血統と生命と愛と関係を結ばなければなりません。権力や知識、お金、軍事力だけがあっても、真の愛の世界では歓迎されません。真の愛は誰もが願うものですが、愛するというのは、ために生きることによってこそ、可能であるという原則を知らなければなりません。相手のために奉仕し、犠牲にならなければならないのです。「私のために生きよ」という思いで人に接すれば、みな逃げていってしまいます。
(二〇〇〇・二・一三)
真の愛と偽りの愛とは何でしょうか。何が真で何が偽りかを知らないために、社会が混乱するのです。道徳観が廃れ、退化するのも、これを知らないからです。悪とは何でしょうか。悪は、自分を中心として、すべてのものを引き入れようとします。世界の歴史において、悪神(*1)と善神(*2)が闘っていますが、その闘いで悪の側、サタン側に引っ張られていく人と、善の側、神側に引っ張られていく人とでは、何が違うのでしょうか。自分を中心としてすべて引き入れようとする人は、サタンの性質に似ているので、悪の側です。反対に、全体のために自分から与えようとする人は、善の側になるのです。
(一九八六・二・一九)
〈注釈〉
*1:サタンと、サタンの側にいる悪霊人の総称。
*2:神様と、神様の側にいる善霊人および天使の総称。
偽りの愛と真の愛は、どのように違うのでしょうか。偽りの愛は、始まってからどんどん下がって落ちていく愛であり、真の愛は、始まってからだんだん上がっていく愛です。しきりに大きくなり、大きな世界まで上がっていくのです。どんどん包み込みます。そのような無限の包容の心、「もっとかき抱こう、もっとかき抱こう」という心の本質作用を持っているのは、愛以外にはありません。真の愛以外にはないのです。
(一九八六・三・二)
偽りの愛を中心として、すべて怨讐となり、分離してしまいました。家庭と家庭が、統一ではなく、分離してしまったのです。家庭を中心として、数十万の民族に分裂し、世界を戦場にしてしまいました。神様のみ旨を成就できないように、サタンが混乱の世界にしておいたのです。
偽りの愛によって分裂した世の中を生み出したのが、悪魔主義です。これは分裂主義であり、地獄主義です。このように分裂した個人、家庭、氏族、民族、国家、世界を、真の愛と真の父母を中心として統一するのです。これは悪魔と対峙する主義なので、「神主義」です。
(一九九二・一二・一九)
サタン主義は分裂させ、細部をすべて麻痺させます。そのように分裂したものを、神様の真の愛を中心として統一し、合わせて、完全なものにする主義が「神主義」です。悪魔主義は偽りの愛を中心として、自分だけのために生きる愛をもって、人間を戦場のような混乱の麻痺状態にしましたが、「神主義」は真の愛を中心として、麻痺をすべて直して完全に正常な人間にし、神様を父として侍ることのできる息子、娘にする主義です。
(一九九二・一二・一九)
人間は堕落することによって、心と体がサタンの偽りの愛を受け、自分を第一に考えて不協和音を起こす個人となりました。このような人々が集まった家庭、社会、国家、世界は、立体的に増し加わった葛藤と紛争を矛盾として抱えながら、相互不信、分裂、闘争をするようになるのです。言い換えれば、サタンの願いである自己中心主義によって、民主世界は個人第一主義となり、サタンと人類は滅亡に向かうのです。これを救うために、神様の真の愛を中心とした「頭翼思想(*3)」と「神主義」が必要なのです。
(一九九一・八・二七)
〈注釈〉
*3:真の父母様が提唱された、神様を中心とした思想。右翼と左翼を統一し、導く役割を果たすという意味で、「頭翼」と名付けられた。
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次回もお楽しみに!