シリーズ・「宗教」を読み解く 104
ワールドサミット2020・IAPD総会①

世界の宗教指導者が一堂に会し、世界平和と韓半島平和統一のために祈る

ナビゲーター:石丸 志信

 2020年2月3日~8日、韓国においてUPF(天宙平和連合)が主催する「ワールドサミット2020」が開催された。

 120カ国から現元職首脳、国家指導者をはじめ世界のさまざまな分野の要人約6000人が一堂に会した。

 4日午前、ISCP(世界平和頂上連合)総会に続き、午後には五つの分野の分科会が平行して開かれた。その中で宗教分野であるIAPD(平和と開発のための宗教者協議会)の総会も持たれた。

▲IAPD総会

 IAPD総会は、李現榮IAPDアジア会長の司会で開会。9人の世界の宗教指導者の代表が登壇してろうそくに点火。日本からも浄土真宗の僧侶が代表の列に並んだ。ジョージ・スターリングス大司教IAPD北米議長が代表で祈祷をささげる中、一同はろうそくを手に心を合わせて祈った。

▲ろうそくを手に祈祷する世界の宗教指導者たち

 続いて韓国のサン・ジン和尚が「2020 IAPD総会決議文」を奉読、全員一定で採択し署名した。
 決議文には「われわれは、宗教間の『共生・共栄・共義』の促進を通して世界平和と韓半島平和統一の実現に向けて積極的に貢献をするものである」とある。

▲「2020 IAPD総会決議文」に署名をする宗教指導者たち

▲「2020 IAPD総会決議文」を奉読するサン・ジン和尚

 その後、南アフリカのハデベ預言者らが歓迎の辞を述べ、7圏域の代表がスピーチした。