シリーズ・「宗教」を読み解く 103
9.11メモリアルで祈る⑤

聖霊の働きとともになされた宗教者の祈り

ナビゲーター:石丸 志信

 9.11同時多発テロ事件の後、ACLC(米国聖職者協議会)に属する牧師たちが一丸となって中東平和の実現のためエルサレムで会議を重ね、平和行進を行ってきた。

 一度、引き裂かれた関係を修復するのは簡単なことではない。それでも彼らは忍耐強く取り組んできた。
 キリスト教の聖職者同士もさることながら、キリスト教、ユダヤ教、イスラームの指導者たちが共に集い、共に祈る中で相互理解が深まり、兄弟姉妹だというまでになった。

 ここ数年は、米国内でのACLAの活動が活発となり、「平和は私から始まる(Peace starts with ME!)」をスローガンに、多くのキリスト教の聖職者が文鮮明総裁夫妻を「真の父母」と慕い集うようにもなった。

▲神統一世界のための希望前進大会で講演する韓鶴子総裁

 そして12月28日はそれらの集大成として、「神統一世界のための希望前進大会」の開催に至った。全世界から2000人近いキリスト教聖職者と25000人余りの信徒たちが集まった。

▲神統一世界のための希望前進大会

 9.11メモリアルでの私たちの祈りは、この大会への備えとなった。

 共に祈った日本の牧師は、ここで明らかに聖霊の働きを感じ、喜びをもって大会に参加することになった。

▲神統一世界のための希望前進大会