家族の絆づくり 100
旧約・新約・成約とは何の約束?

ナビゲーター:阿部 美樹

約束とは「結婚式」

 「神様との約束を守る」ことは、信仰生活にとって最も大切なことであり、人間関係においても約束を守ることは信頼関係、愛情関係を結ぶために重要なものです。

 ところで、神の復帰歴史を旧約、新約、成約という三段階で表現しますが、約束とは具体的には何の約束なのでしょうか。
 真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁夫妻)のみ言(教え)を紹介します。

 祝福とは何でしょうか。結婚式をすることでしょう。旧約時代と新約時代がありましたが、旧約の約束というのは結婚することですが、その約束を破ってしまいました。それで新たにまた約束した(新約)のですが、それも果たすことができませんでした。再臨時代、成約時代には祝福をしました。(『天一国時代の祈祷』p.391)

 このように、約束とは「結婚式」であると説明されています。蘇生・長成・完成期の成長期間を通して個性完成を成したならば、結婚式とともに家庭段階を迎える予定だったのです。

自分の名前で神に報告する時代に

 今の時代の祈りは、イエス様の御名(みな)でもなく、真の父母の御名でもなく、「祝福中心家庭、誰々の名によって」祈る時代となりました。

 その祈った内容に対して責任を持ち、その実体になることが必要です。
 そのためには「助けてください」と要求の祈祷ではなく、「私の責任を果たします」という孝子の生活を報告するのです。ですから、報告するためには、善の結果がなければなりません。

 では、祝福家庭の最も大切な責任は何でしょうか。
 真の父母様のみ言を紹介します。

 今から自分の名前で祈祷するのです。これからするべきことは何かというと、自分で祈祷する家庭は、自分の息子、娘を祝福しなければなりません。三代を中心とした、祖父から父、兄を中心とした家庭全体を消化することができなければなりません。(『天一国時代の祈祷』p.387)

 このように「三代を中心とした祝福」を成し遂げることが最も大切な責任であることを自覚していきましょう。