2020.01.19 22:00
統一原理127のポイント 44
終末に起こる現象を五つの点から、聖句を用いて説明してください
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第三章 人類歴史の終末論
43 終末に起こる現象を五つの点から、聖句を用いて説明してください。(『原理講論』、150~156ページ)
[天と地を滅ぼして(ペテロⅡ三・一二、創世記六・一三)、新しい天と新しい地をつくられる(黙示録二一・一、ペテロⅡ三・一三、イザヤ六六・二二)]
ノアのときも終末であったので、神は地を滅ぼすといわれましたが、実際には滅ぼされませんでした。伝道の書一章四節、「世は去り、世はきたる。しかし地は永遠に変わらない」とあり、詩篇七八篇六九節、「神はその聖所を高い天のように建て、とこしえに基を定められた地のように建てられた」というみ言(ことば)から、地は永遠なるものです。主体なる神が永遠であられるから、その対象なる地もまた、永遠でなければなりません。
一つの国を滅ぼすということは、その主権を滅ぼすということを意味し、新しい国を建設するということは、新しい主権の国を建てることを意味します。したがって、天と地とを滅ぼす新しい天地を建てるということは、それを主管しているサタンの主権を滅ぼし、イエスを中心とする神主権下の新しい天地を復帰することを意味します。
[天と地を火をもって審判される(ペテロⅡ三・一二)]
1 マラキ書四章一節。イエスの時にも御自身が審判主として来られ、火をもって審判なさると預言されています
2 ルカ福音書一二章四九節。イエスは火を地上に投じるために来られたとありますが、実際はイエスが火をもって審判なさったという何の痕跡もありません。
3 ヤコブの手紙三章六節。「舌は火である」と言われたみ言から、火の審判は舌の審判であり、すなわち、み言の審判を意味します。
4 ペテロの第二の手紙三章七節。天と地をみ言をもって焼くとあります。
5 ヨハネ福音書一二章四八節。イエスのみ言が、終わりの日にその人を裁くであろうとあります。
神の創造理想は、人間始祖がみ言の実体として、み言の目的を完遂することでしたが、彼らは神のみ言を守らないで堕落しました。それゆえ、神は、再びみ言によって堕落人間を再創造なさることにより、み言の目的を達成しようとされました。これが、み言で審判なさる理由です。したがって、復帰摂理の目的のための審判も、み言を、その基準として立てて行われます。(ルカ一二・四九)
[墓から死体がよみがえる(マタイ二七・五二、テサロニケⅠ四・一六)]
これは、腐敗してしまった彼らの肉身が再び生き返ったことを意味するのではありません。もし、文字どおりに墓からよみがえったなら、彼らはイエスがメシヤであるということを証明したはずです。そうすれば、イエスを信じない人は一人もいなかったでしょう。また聖書には彼らに関する何らの記事も、このほかの箇所にはありません。この記述は、旧約時代の霊人たちが、再臨復活のために地上に再臨したのを霊的に見て記録した言葉だったのです。旧約時代の聖徒たちがとどまっていた霊形体級の霊人の世界は、より暗い世界であるために、そこを墓と言ったのです。
[地上人間たちが引き上げられ空中で主に会う(テサロニケⅠ四・一七)]
空中とは、空間的な天を意味するのではありません。地は堕落した悪主権の世界を意味し、天は罪のない善主権の世界を意味します。このことは、マタイ福音書六章九節、「天にいますわれらの父よ」でも分かります。したがって、空中で主に会うということは、イエスが再臨されてサタンの主権を倒し、地上天国を復帰されることによってたてられる、その善主権の世界において、主と会うようになるということを意味するのです。
[日と月が光を失い星が空から落ちる(マタイ二四・二九)]
創世記三七章九節から、日と月は父母を象徴し、星は子女たちを象徴していることが分かります。この日と月は、アダムとエバの代わりに人類を重生させてくださる真の父母として来られたイエスと聖霊を象徴し、星は子女に該当するキリスト教信徒を象徴しています。したがって、日と月が光を失うというのは、イエスと聖霊による新約のみ言が光を失うことを意味します。み言がその光を失うというのは、新しい時代が来ることによって、そのみ言の使命期間が過ぎ去ることを意味するのです。
したがって、イエスと聖霊が再臨されて、旧約のみ言を成就するための新約のみ言を下さることにより、旧約のみ言が光を失ったと同様に、イエスが再臨され新しいみ言を下さるとき、初臨のときに下さった新約のみ言はその光を失うようになるのです。また、星が落ちるというのは、終末において、多くのキリスト教徒たちがつまずき落ちることを意味します。
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次回は、「三大祝福復帰の現象から、現代が終末であることを説明してください」をお届けします。