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中高生・子女教育Q&A 32
祖父母との待遇の違いに

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter7 子女と氏族伝道について

Q3:祖父母との待遇の違いに

【Q】
 祖母はいつも小1の孫を迎えては、べたべたにかわいがります。子供は家に帰ってきて待遇の差に文句を言うようになり、ちょっと困っています。夏休みですから帰省も長期になりそうなのです。

【A】
 祖父母とは本来、「神の立場」です。孫を「無条件にかわいい」と感じて自然なのでしょう。祖母が孫を大切に思ってくれているのであれば、それはそれでほほえましいことではないかと思います。何か引っかかるものがあるとすれば、それはむしろ、祖母とお母さんとの関係性のほうの課題なのかもしれませんね。

 女性同士、一緒にいれば、子女への接し方から生活面での細々とした出来事に至るまで、互いに相いれない部分が生じるのも無理のないことです。多くが経験する嫁姑間の問題というのも、そうした小さな食い違いから生じてくるものなのでしょう。こうした課題を解決する手段は、どこまでも、「ために生きる」という最もシンプルな心がけであり、行動習慣であるに違いありません。そうしたことを通して、同じ生活習慣、同じ子女教育観とまではいかなくとも、共通した信仰心を持てるようになるといいですね。ぜひとも、「長子権復帰」の課題として取り組んでいただけたらと思います。

 なお、「待遇の差」ということですが、祖父母と父母とでは、愛の表現方法が異なって当然でしょう。ただ、ぜひとも、祖母が注ぐ以上の愛情と祈りをもって子女を見つめ、また育てていってください。
 そうした中で、いつしか子女が信仰を相続し、み言を語るようになったならば、情関係が近ければ近いほど、おばあちゃんとしても、その言葉に耳を傾けるようになるのではないでしょうか?

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 次回は、「Q4 教会に反対している実家に息子が帰郷」をお届けします。


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