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中高生・子女教育Q&A 33
教会に反対している実家に息子が帰郷

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter7 子女と氏族伝道について

Q4:教会に反対している実家に息子が帰郷

【Q】
 昨年、高1の息子が一人で田舎に帰ったとき、祖父母に統一教会に通っていると話したようで、祖父母は私たちに、息子を教会に通わせたくないと言ってきました。今年も一人で帰省しますが、どういう心構えを持たせたらいいでしょうか?

【A】
 長らく教会内で育てられた二世とはいえ、周囲の価値観や考え方に多くの影響を受けるもので、必ずしも「父母と同じ側」に立って物事を見つめるようになるとは限りません。ご両親が、異なった価値観の中に子女を送ることにためらいを覚えるのも当然でしょう。

 しかし、現在の状況を考えれば、二世たちに対して異なった価値観をぶつけてきているのは、何も、その親族、祖父母に限ったことではありません。親の価値観をはじめ、子女たちは様々な価値観の中にさらされながら、それらに対して自ら考え、自ら判断を下しているのです。中高生期くらいになれば、親といえども、子女に自らの価値観を強要することはできませんが、それとまた同じように、親族が息子さんに反対意見を述べたとして、それを彼が百パーセント鵜呑(うの)みにするわけでもないのです。「本人にどういう心構えを持たせるか」といったこと以前に、一度、親子の信頼関係がどうであるかを振り返ってみてください。

 対話やコミュニケーションを通した親子間の信頼を、絶えず確認し続けることに心がけてさえいれば、息子さんを帰省させることに関しては、それほど心配されることはないと思います。

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 次回は、「み言資料:子女の教育と父母の責任(前編)」をお届けします。


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