中高生・子女教育Q＆A 28
バイク免許の取得を願う息子

中高生・子女教育Q＆A 28
バイク免許の取得を願う息子

　アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q＆A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』（一部抜粋）を毎週木曜日配信（予定）でお届けしています。
　なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

Chapter6 夏休み・冬休みの過ごし方について

Q3：バイク免許の取得を願う息子

【Q】
　高2の息子が夏休みにバイクの免許を取ると言い出しました。親としては、あまり気の進まないことなのですが、この辺りのことは、みなどのように指導しているのでしょうか？

【A】
　二世局（当時）として提供できることは、特に「信仰指導」といった観点からのアドバイスです。
　「バイクの免許取得の良し悪し」というより、むしろ、「二世の夏休み・冬休みの過ごし方」という観点から回答させていただくとすれば、免許取得のためにその期間を過ごすよりも、以前、回答したとおり、長期休暇期間は修練会活動や勉学に励んでいただきたいと考えます。

　また、免許取得に関しては、もちろん、地域事情によって異なりますが、大概は通学の便などというより（大概の学校ではバイク通学は禁止のはずです）、友達付き合いやファッション、娯楽のような観点からの要望だと思いますので、その点の教育指導のほうが憂慮されます。
　最も事故率が高いのが10代であることも踏まえ、「公道を走ること」の公的責任や社会的モラル等の教育は最低限、必要でしょう。こうした内容と、また、子女本人の状況などを考慮した上で判断していただければと思います。

　参考として、「高校卒業後、車の免許と一緒に取れば費用も安くつくから」ということで、高校生の期間は、バイクの免許取得をあきらめるように子女を説得したというケースも聞いています。

---

　次回は、「Q4 家族旅行を楽しむために」をお届けします。