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中高生・子女教育Q&A 26
休み中のアルバイト

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter6 夏休み・冬休みの過ごし方について

長期休みは良き学びの期間でもあれば問題の起きやすい時期でもあります

Q1:休み中のアルバイト

【Q】
 高3の息子が友達と冬休みにアルバイトをすると言って、朝7時からの仕事を見つけてきました。バイトは学校からは禁止されており、父親は「規則正しい生活になるのではないか」と言っています。どう考えたらいいでしょうか?

【A】
 学校によっては高校生からアルバイトを許可する場合もありますし、学校への届け出なしでアルバイトをするケースも多いようですので、現実的な問題にはならないと思います。ただし、基本として、二世部では中高生期のアルバイトは奨励しておりません。

 良き社会経験にもなり得ますし、家計を助ける、自分の修練費をつくるといった動機であれば問題ないと思いますが、アルバイトを通して、過度に経済的・社会的自立を進めることで、健全でない付き合いが始まるなどの課題も生じ得ますし、学生が若くして「自由に使えるお金を持つことの魅力」を覚えてしまうのもどうかと思います。それよりも、学生としての本分を果たすようにさせることが先決でしょう。

 特に、長期の休みは、本人の内外の成長に欠かせない大切な期間ですので、むしろ教会学校が主催するセミナーへの参加や、来学期に備えた予習・復習などの学業面での補修に心がけるようにご指導ください。また、アルバイトをさせるのであれば、職種や環境、時間帯、拘束時間、そしてそこで得た賃金を何に用いるか等について、よくよく親子で話し合っていただけたらと思います。

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 次回は、「Q2 友達の家に泊まる場合」をお届けします。


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