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中高生・子女教育Q&A 23
二世たちへの推薦図書

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter5 読書について

Q2:二世たちへの推薦図書

【Q】
 読書は人格の形成に大切だといいます。子供たちには読書をたくさんしてほしいと思っているのですが、何か二世部のほうで、推薦の図書はありませんか?

【A】
 現在のところ、「二世部推薦図書一覧」といった形で整理できてはいませんし、そもそも個々の関心分野が異なるため、「どの書籍が二世たちに望ましいか」は一概に言えないと思います。

 ですが、普遍的なものを挙げるとすれば、やはり、歴史に名を残した人物の生涯をつづった偉人伝や歴史小説といったもの、文学作品であれば、『レ・ミゼラブル』や『車輪の下』といった、世界名作として取り上げられているもの等が適切ではないでしょうか。また、カーネギーの『道は開ける』、スマイルズの『自助論』等、「生き方」について学べる書籍も良いかと思います。ただし、良書を挙げればきりがありませんし、結局、取捨選択するのは本人です。推薦図書一覧を示すこと以上に、何か一冊でも、その書籍を彼らに「感動」をもって紹介できる人が身近にいるかどうかのほうが大切でしょう。

 東大の学生に信仰指導をしている二世の先輩は、「東大には、読書を通して豊富な知識を持つ学生は多いが、肝心なことは、そこからどれほど多くの『知識』を得てきたかではなく、どれほど多くの『感動』を得てきたか、だ」と語っておられました。二世の中高生たちには、何より、「感動を伴う読書」を勧めたいものです。

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 次回は、「Q3 読書傾向の早熟な息子」をお届けします。


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