家族の絆づくり 88
時間主管の五つのポイント

ナビゲーター:阿部 美樹

神が喜ぶ時間の使い方

 三大祝福は、個性完成と家庭完成の土台の上に、主管性完成をすることです。
 心と家庭において愛情を豊かに育み、万物も豊かに効果的に主管することです。

 「万物」とは、お金や家や衣服などのように見える万物だけでなく、見えない万物の主管も大切です。その一つが時間主管です。時間の有効な使い方によって、充実した人生を送ることができます。

 「神様を愛したい」「誰かを喜ばせたい」という動機で神が喜ぶ時間の使い方をすること、心情を動機に時間を過ごすことができれば、時間が幸せに導いてくれることでしょう。

 さて、「時間主管」とは何でしょうか?
 時間主管とは、「やるべきことをやるべき時間に行うこと」といえます。時間主管するために、具体的に大切な五つのポイントを紹介します。

五つのポイントで自己チェックしてみましょう!

 第1は、「やるべきことを明確にする」ということです。
 「できるか、できないか」という観点よりも、「やりたいこと、やるべきこと」に向けて心情を中心にして思い付くことを全て挙げることです。

 第2は、「やるべきことに優先順位を付ける」ことです。
 やるべきことには、「緊急なもの」と「重要なもの」があります。凡人は常に「緊急なもの」に追われる傾向がありますが、優先順位を付けて「重要なもの」を意識して取り組むことが大切です。

 第3は、「やるべきことの時間を確保する」ことです。
 どんな忙しい人でも、意識すれば時間は確保できます。時間に追われるのではなく、時間を意識的に管理することが大切です。

 第4は、「やるべきことと時間を書いて見える所に貼っておく」ことです。
 忘れないで意識するためにも、書いて「文字化」すること、貼りだして「視覚化」することは有効です。

 第5は、「やるべき時間には、他のことをしないで、やるべきことをやる」ことです。
 取り組む時間は、テレビやパソコンの電源を切ったり、メールや電話に対応したりしないなど、集中することなどが大切です。

 このように、時間を主管して、充実した人生にしていきましょう。