2019.09.12 17:00
中高生・子女教育Q&A 14
勉強以外のことに関心が多い息子
アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。
Chapter3 勉強について
Q4:勉強以外のことに関心が多い息子
【Q】
勉強に身が入らない息子に、「将来のみ旨を背負う二世は学業が大切だ」と言うのですが、一方で、本人の好きなことをさせてやるのが一番だ、という気持ちもあります。どう考えたらいいのでしょうか?
【A】
「勉強しろ」の一点張りで、本人に過度なプレシャーを与えることが望ましいとは思いませんが、だからといって、単に「好きなことをやらせる」ことが本人にとってプラスであるとも思えません。大切なことは、学業であれ、ほかの習い事であれ、「何のためにそれをするのか」といった本人の目的意識だと思うのです。
息子さんは、勉強に身が入らないほど、ほかにやりたいことが多くあるのかもしれませんが、学業はそうしたすべての取り組みの基礎になりますし、自らの将来の可能性や選択肢を広げてくれます。ご両親においても、子女本人の資質や専門分野の早期発見に努めることは大切ですが、同時に、多くの場合、実際の進路を決定する時期は大学生ですので、まずは子女たちが大学に入り、CARP(カープ)活動にも参加し、そうして培った公的な目的意識と、多くの選択肢の中で、子女たちが自らの使命分野を発見していけるように、彼らの中高生期までの学業を重要視し、また激励していただければと思います。
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次回は、「Q5 受験中の娘への信仰指導」をお届けします。