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中高生・子女教育Q&A 15
受験中の娘への信仰指導

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』(一部抜粋)を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter3 勉強について

Q5:受験中の娘への信仰指導

【Q】
 娘は来年、高校受験です。経済的な面からも、公立高校に合格してもらわねばと、今は勉強を最優先にしているのですが、一方で、この間の信仰指導等については、家庭でどんなことをしてやればいいでしょうか?

【A】
 中高生にとって、「受験」は彼ら自身が越えていかなければならない一つの大きなハードルといえます。この時期、中高生たちはかつてないほどのプレッシャーを覚えるでしょうし、あるいは、挫折(ざせつ)感や自己嫌悪を経験するかもしれません。しかし、だからこそ、受験期にある二世たちには、「神と共にこの時期を乗り越える」ことを教えてあげていただきたいと思います。

 自分の力だけでは果たせない大きな課題に直面した時、「自己の限界」にぶつかった時こそ、彼らが「神に祈り求めること」を学ぶ良い機会です。忙しいからこそ、祈りの時間や御言(みことば)に触れる時間を大切にし、毎週の礼拝参加が難しい場合でも、その分、家庭で御言の時間等をもって、本人が動機や目標を見失うことのないようにご指導ください。ややもすると、自分のことしか見えなくなり、周囲に当たってしまうようなこの時期を「神と共に歩む」ことができたとすれば、それは本人にとって、「合格すること」以上の貴重な経験になるでしょう。

 ご両親においても、大切なことは「結果」以上に、そうした「過程」であることを忘れず、激励の言葉をかけてあげたり、勉強の合間に差し入れをしてあげたりしながら、この時期を娘さんと共に越えていただけたらと思います。

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 次回は、「Q1 異性間でも壁のない娘」をお届けします。


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