2019.08.21 17:00
家族の絆づくり 79
誰に対して、何に対しての「悔い改め」?
ナビゲーター:阿部 美樹
自問自答の悔い改め?
自己の内面を見つめて反省し悔い改めることは、自己成長のために大切なことです。
「自分の何が問題だったのか?」「自分のどこを改めるべきなのか?」「今後、どうすべきなのか?」などを考えて、自己改善することは、成長・発展する人の共通した姿勢です。
常に自分は正しいという考え方を持って、悔い改める習慣のない人は、純粋さを失った傲慢な人だということができます。
ところで、悔い改めとは誰に対して、何に対して悔い改めるのでしょうか?
自問自答をするように、自分との対話による自分に対する悔い改めでしょうか?
それとも、人間関係における目の前の誰かに対しての悔い改めでしょうか?
組織の責任者に反省文を提出するように、責任者に対して悔い改めることでしょうか?
「感謝と悔い改めと愛」を神にささげる
信仰の基本は、神を中心として「感謝すること」「悔い改めること」「愛すること」を繰り返す生活です。
神の愛に対して感謝をささげ、神の愛に対して悔い改めをささげ、神の愛に対して愛をささげる生活です。
祈りの内容も、「神様、ありがとうございます、感謝いたします!」という感謝の祈りであり、「神様、申し訳ありません、許してください!」という悔い改めの祈りであり、「神様、愛しています、為に生きます!」という愛の祈りです。
しかし、悩みや不満を感じると「お願いとご利益の祈り」になりがちですが、全てに感謝する祈りこそ信仰の土台です。
また、誰かが問題、何かが問題と考えると「周りの人と環境を変えようとする要求の祈り」になりがちですが、自己の課題と問題を見つめるなど、悔い改める姿勢が大切です。
心配と不安が多いと、神に対する確信が薄れ、形式的な祈りになりがちです。愛と精誠をささげようとする孝情の祈りが必要なのです。
このように、悔い改めとは、神にささげるものであると再認識しましょう。