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中高生・子女教育Q&A 8
心配になるクラブ活動の影響

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter2 クラブ活動について

Q3:心配になるクラブ活動の影響

【Q】
 今年、中学に上がった娘は、早速、スポーツ系のクラブに入りました。本人が好んで入部を決めたわけですが、親としては、先輩からのいじめやしごき、男女問題など、悪い影響を受けるのではないかと、とても心配になります。

【A】
 クラブ活動に伴う最も深刻な問題がこの問題でしょう。しかし、青少年教育がこれだけとりざたされている昨今の状況です。クラブ活動に参加する、しないにかかわらず、中高生全員が「内的環境汚染の危機」にさらされていることをご理解ください。

 より健全なクラブを選択するように導く指導は必要ですし、父母のそうした関心は大切ですが、学校の影響の一つ一つを恐れていては子女をクラブ活動どころか、学校にも通わせられなくなるでしょう。一日の大部分を過ごす学校という環境圏がすさんでいるからこそ、教会学校や家庭をより良い教育の場、憩いの場とする努力が必要だと思うのです。

 外に出ればほこりもつきますが、それは洗い流せばいいのです。クラブ活動をさせるのであれば、そこで身についた「心のあか」をほうっておかないよう、常に、家庭における「対話の場」と、礼拝や修練会等における「教育の場」をより一層、重要視していただけたらと思います。

 なお、同じ学校に通う二世が同じクラブに入ったことで互いに励みになり、環境的にも守られたというケースを聞いています。こうしたことも参考にしてみてください。

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 次回は、「Q4 教会活動と部活動を両立するには」をお届けします。


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