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中高生・子女教育Q&A 6
中高生期におけるクラブ活動

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第10弾、『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』を毎週木曜日配信(予定)でお届けしています。
 なお、同書は、2004年11月に発刊されたものです。当時の状況を背景としてまとめられたものであることを念頭にご活用いただけましたら幸いです。

(光言社・刊『中高生・子女教育Q&A〜友達付き合い・勉強・男女問題etc.』より)

Chapter2 クラブ活動について

Q1:中高生期におけるクラブ活動

【Q】
 来年、中学に上がる長男は大の野球好きです。夫も学生時代の経験から、息子がスポーツ系のクラブに入部することを望んでいるのですが、二世部(当時)としては、中高生期のクラブ活動に対して、どのように考えられますか。

【A】
 スポーツは、体力面のみならず、克己心や協調性など、子女の精神面を培う上でも望ましく、実際、そうしたスポーツ系の部活動を経験している学生からは、他の学生にはない活力すら感じられます。クラブに参加するのであれば、目標をもたせ、最後までやり通す姿勢で臨ませたいものですね。また、部活動は本人の交友関係を広げ、学校生活を豊かにすると言われますし、学校によっては、部活動が内申書にプラスに影響する場合もあるようです。

 しかし一方で、礼拝に参加できない、二世間の交友関係が希薄になる、部活の同僚・先輩から悪影響を受ける等といった深刻な問題も看過することはできません。二世部において、クラブ活動に代わる場を設けられれば理想ですが、それが容易でない現状において、クラブ活動をさせるという場合は、何よりも、部活によって犠牲にされる内容(礼拝教育、二世間の交流等)を最大限、他で補えるように、まずご両親から努めて意識していただけたらと思います。

 実例を挙げれば、子女を月初めの礼拝や長期休暇中の修練会に参加させることができるよう、ご両親自らが顧問の先生と掛け合って、そのように承諾してもらったというケースがありました。もちろん、本人自身の心構えも大切ですので、クラブ活動を行う傍ら、家庭における日々の信仰生活を怠らないよう、息子さんにもよくご指導ください。

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 次回は、「Q2 部活で礼拝に参加できない場合」をお届けします。


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